目次
第1部 りかいもごかいもことばから(筋道を追う;日常のことばと数学のことば ほか)
第2部 ごかいがみちびくまよいみち(ならば;か ほか)
第3部 ごかいはせいとかせんせいか(みかん3個とりんご3個;鳥3羽と鳥2羽 ほか)
第4部 かんじのかんじ(数学と漢字;言葉の感じ)
第5部 にほんごはすうがくにむかないか(算数と数学;無限 ほか)
著者等紹介
細井勉[ホソイツトム]
1937年静岡県藤枝市に生まれる。1964年東京大学理学部数学科卒業。1966年東京大学大学院理学研究科修士課程修了。理学博士。その後、東京大学、津田塾大学、東京理科大学に勤務。2003年東京理科大学を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
8
「ならば」や「すべて」など、「日常語」と同形な「数学語」について概説される。日本語では多義表現や曖昧表現が多く、様相論理もふつうなので、二値論理に基づく言い方を誤認せずに言い表したり聞いて理解するのは手間がかかる▲数学語の二重否定は「ある」を指すが、「ないってことはない」は不十分さを指す。「あるっちゃある」、二重肯定は数学語にはない▲背景論理。日本語では「約××」と誤差ある値の方が「正確」だという背景のろんりが論理がある▲「倍」とは足し算であった。二倍とはさらに二つ積んで三にすることだった。M8年に修正2018/04/21