内容説明
本書は材料力学の教科書ではない。いわゆる教科書でいうところの「真直はりのたわみ曲線」に特化した算術教本である。仮定する知識は高校数学+α。本書をこなせば、少くとも、教科書レベルの例題なら最小限の暗記で100%解ける。せっかく身につけた微分積分を、はりの計算にも使おうというのが主旨である。
目次
第1部 本編―解くための材料力学(はりの計算とは;外力と内力の図示;せん断力と曲げモーメント;曲率の等式;はりの算術―入門編;荷重の数学モデル;デルタ関数と累積荷重;剛体のつり合い;トルク荷重の数学モデル;はりの算術―完結編)
第2部 番外編―dxとdyの使い方(曲線の曲率;全微分の公式;なぜ荷重を4回積分するのか?)
著者等紹介
吉田勝俊[ヨシダカツトシ]
1967年埼玉県に生まれる。1991年宇都宮大学工学部精密工学科を卒業。1996年同大学院工学研究科博士後期課程(生産・情報工学専攻)を修了。現在、宇都宮大学工学部機械システム工学科講師。博士(工学)。専門は機械力学、計測制御
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