内容説明
数学者はどんな人?数学アレルギーにしたのはだれ?子供を救う教育とは?『数の悪魔』のエンツェンスベルガーが語る。
目次
上がったきりの跳ね橋―数学は文化の外に?
都会の孤独―数学文化の良知
著者等紹介
エンツェンスベルガー,ハンス・マグヌス[エンツェンスベルガー,ハンスマグヌス][Enzensberger,Hans Maganus]
1929年生まれ、戦後ドイツを代表する詩人・批評家。『政治と犯罪』『タイタニック沈没』『ヨーロッパ半島』『ドイツはどこへ行く?』など時代への鋭い提言にみちた文筆活動を展開。また『ねこのアイウエオ』(邦訳いずれも晶文社)などの絵本も手がけている。『数の悪魔』(晶文社)が10万部を越えるベストセラーになった
渡辺正[ワタナベタダシ]
1948年鳥取県生まれ。東京大学生産技術研究所教授。「好き」も「嫌い」もやや多い工学系の化学屋
岡本和夫[オカモトカズオ]
1948年東京生まれ。東京大学大学院数理科学研究科教授。大学総合教育センター長を兼ねているが、本来は普通の数学者
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感想・レビュー
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yk
3
エンツェンスベルガーの話が書いてあるとのことで読みました。すごいセンスのある話だなと思いました。今は僕も含め数学がブラックボックスで著者の表現でいう「文明的矛盾の拡大」が続いている。ほんとにこれはどうなんですかね?この先どうなるんですかね?と思ってしまいました。また、岡本先生のところであった「役に立つかどうかということだけが価値の基準ではないことをわかってほしい」とありました。なんの本だったか同じことが書いてあったことあったな。忘れないようにしないといけない。2017/10/04
hnk
0
別に数学するわけじゃないんですが、面白かったです2013/01/09