内容説明
数学とはなに?まだ研究することがあるの?なんの役に立つの?数学者ってどんな人?どんなことに興味を持つの?どんなことに無関心なの?数学にまつわるさまざまな難問・奇問・疑問にお答えする。
目次
数学とはなにか―この説明しにくいもの(数学とはなにか;ダビデとゴリアテ―数学の「定理」とはなにか ほか)
外から見る数学―慎重に物事に近付こう(数学はいくつあるの?;タクシーでオーバーヴォルファッハへ ほか)
数学をしよう―だいじょうぶ(問題いろいろ、難問、珍問;数学者が知らないこと、できないこと ほか)
数学者―彼等は人々にとってなんなのか?(数学者の数学;非数学者の数学 ほか)
応用数学―なぜどのように?(数学が何の役に立つの?;なぜよりによって数学を応用? ほか)
著者等紹介
ボイテルスパッヒャー,アルブレヒト[ボイテルスパッヒャー,アルブレヒト][Beutelspacher,Albrecht]
ギーセン大学教授・理学博士。専門は有限幾何学。幅広い教育・啓蒙活動に従事。ドイツ教員協会のアルキメデス賞受賞、国立研究協会のコミュニケーター賞受賞
石井志保子[イシイシホコ]
東京工業大学教授・理学博士。専門は代数幾何学。猿橋賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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めんたいキティ
2
問題が数学的に美しい形にまとめられる過程を見るのは会いたくて会いたいときより心が震える。誰にでもわかるような定理の証明から某巨大掲示板でコピペになっているようなジョーク(数学者と物理学者とエンジニアがいて~)、数学者の名言、数学が実社会のどこで役立つのか?など幅広い話題が読みやすい文章でまとめられていて楽しく読めた。中高生が読むと数学に親近感を持てるのではないかと思った。2011/01/04
BB
1
数学とは何かという問いに対する答えを見つけ出す鍵を、今まで出会った本の中で一番真摯に提供してくれている気がする。 「〜であるならば、・・・だ。」私たちが住む世界の事象の中に法則性を見つけてゆく、それも美しい法則を。何となく数学に引き込まれる人がいる理由も理解できた気がする。2013/05/07
ふらすこ
1
数学者の歴史や数学のジョーク、定理や美しさのことがとても分かりやすくまとめられていた。でも、中には数学の知識がないとすぐに理解することが出来ない物もあるため、本当に嫌いだった人や遠ざかっていた人がすぐに理解出来るかは疑問。2013/03/24
ツナマヨ
1
苦手な数学について多少なりとも興味が抱けたのは嬉しい。数学や数学者にまつわる逸話や、ジョークは一読の価値有り。最後の方は数学的知識が無いと理解しづらい内容だったが。2012/06/17
典型的なあだ名
1
表紙が素敵。題名も素敵。内容も素敵。少しだけ数学と数学者について理解できた気がする。でもこれは一時的な思い込みかもしれないけれど。2011/09/24
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- 和書
- はだしのゲン 〈第8巻〉