目次
第1章 Euclidの幾何
第2章 非Euclidの幾何
第3章 Riemann幾何としての双曲幾何
第4章 Hilbertの幾何
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mft
1
第5公準をできるだけ避けるようにユークリッドの原論も構成されていた、というところから始まり、第5公準を否定した非ユークリッド幾何学は必然的に双曲幾何であるという前半部。Riemann計量を導入して天下り的に導入された双曲幾何のモデルが自然なモデルであることを示す第3部。そしてそこからの発展として Hilbert の第4問題を解説する第4部。という内容だが、正直第3部までを読むので力尽き、第4部は表面的に眺めただけになってしまった。もう一度第4部を読むよりは「曲線と曲面の微分幾何」に進むのがいいかな2017/12/04
植田康太郎
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元々は数学セミナーの連載だったこともあり、専門書よりかはざっくりとした説明。 ユークリッド幾何からはじまり、双曲幾何、リーマン幾何、ヒルベルト幾何とどんどん抽象的になっていく。 ヒルベルト幾何の章は位相と測度論の知識が必要なので、やや難。 ヒルベルト幾何は色々な前提知識を学んだあと、もう一度再挑戦しよう。2020/05/13