はじめよう数学
ガンマ関数入門

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535608467
  • NDC分類 413.5
  • Cコード C3341

内容説明

本書は、ガンマ関数を微積分の範囲で厳密に取り扱ったものであるが、理論の単なる厳密化ではなく、その取り扱いを通してガンマ関数の特質が浮き上がってくるように記されている。初等的な議論ではあるが、微積分学の基本的な定理を駆使して、ガンマ関数の持つ性質が自然に見えるようになっている。

目次

第1章 凸関数
第2章 オイラー積分とガウスの積公式
第3章 xの大きな値での挙動と乗法公式
第4章 sin xとの関係
第5章 定積分への応用
第6章 関数等式によるΓ(x)の特徴付け

著者等紹介

アルティン,エミール[アルティン,エミール][Artin,Emile]
1898‐1962。アルティンのL関数、アルティンの相互法則などに名前が冠されているように、数論を中心として重要な業績をあげた20世紀を代表する数学者である。アルティンは、学位論文で有限体上の代数曲線のゼータ関数を始めて定義し、リーマン予想の類似が成り立つことを予想し、その後の数論、代数幾何学の進展の大きな原動力となった。この例から分かるように、アルティンの研究は対象の本質を見出してその特質を明確にする点に特徴があり、その後の理論の進展に大きく寄与している

上野健爾[ウエノケンジ]
1945年熊本県生まれ。1968年東京大学理学部数学科卒業。現在、京都大学理学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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そーつい

2
最後のフーリエ級数の部分を除けば、必要な予備知識は一変数の予備知識だけ。ベータ関数とガンマ関数を結びつけるあの公式の証明にも二重積分を用いていない。アルチンはガンマ関数を特徴づける性質からエレガントにそれを導いている。スターリングの公式にも言及しており、初等的でありながら内容は意外と豊富。この先の話題をさらに知りたくなった。2014/07/22

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