出版社内容情報
かつて宇宙は灼熱の火の玉であり、その残光は今も宇宙を満たしている。観測装置と理論が解き明かした精密宇宙論の到達点を示す。
内容説明
かつて、宇宙は灼熱の火の玉であった。現代宇宙論の柱である宇宙マイクロ波背景放射研究のトップランナーによる本書を読破すれば、この一冊だけで、世界の最先端に追いつける!
目次
火の玉宇宙の残光
ΛCDMモデル
宇宙の晴れ上がり
地球の運動による温度異方性
重力場による温度異方性
温度異方性のパワースペクトル
温度異方性の統計的性質
ゆらぎの方程式
音波による温度異方性
温度異方性の宇宙論パラメータ依存性
偏光
原子重力波
黒体放射からのずれ
CMB研究のこれから
著者等紹介
小松英一郎[コマツエイイチロウ]
1974年、兵庫県宝塚市生まれ。2001年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。プリンストン大学博士研究員、テキサス大学教授を経て、マックス・プランク宇宙物理学研究所所長、東京大学高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究者。理学博士。専門は宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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