出版社内容情報
天文学における数値シミュレーションの実践的な内容を提供する一冊。数値流体力学を中心に初学者から学べるよう工夫を凝らした。
内容説明
天体の構成要素のガスを記述する磁気流体力学や輻射流体力学の数値シミュレーションに焦点を当てる。天文学の発展を、観測とともに牽引する天文シミュレーションの入門書。
目次
1 シミュレーション概論
2 格子法を用いた数値流体力学の基礎
3 流体力学の数値解法
4 磁気流体力学の数値解法
5 流体力学および磁気流体力学の拡張
6 簡易的な輻射流体計算法
7 基本的な輻射流体計算法
8 相対論的輻射流体の計算法
9 SPH法
10 SPH法における輻射流体力学
付録
著者等紹介
松本倫明[マツモトトモアキ]
1968年、北海道生まれ。現在、法政大学人間環境学部教授。博士(理学)。専門は、理論天文学、数値流体力学、星・惑星形成、宇宙天気
大須賀健[オオスガケン]
1973年、秋田県生まれ。現在、筑波大学計算科学研究センター教授。博士(理学)。専門は、宇宙物理学理論、ブラックホール天文学、相対論的輻射磁気流体力学
須佐元[スサハジメ]
1970年、和歌山県生まれ。現在、甲南大学理工学部物理学科教授。博士(理学)。専門は、宇宙物理学、輻射流体力学、初期宇宙天体形成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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