出版社内容情報
少年時代、嘘をつき友達を傷つけ自暴自棄にもなった夜回り先生。悩み苦しむ子ども達に、自ら真実の姿を伝え、明日への道をしめす。
はじめに
夜回り先生
ドラッグとの闘い
別離
夢見る「ほら吹き」
ブランコの少女
思い出
貧困
孤独を生きた少年
家族離散
初恋
恋のはからい
少女救出
横浜へ
姉妹の明日
嫉妬
背中のない少年
明日の向かって
そして、夜の町へ
夢をあきらめない
他21篇
おわりに
水谷 修[ミズタニ オサム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
13
暴力、非行、リストカット、売春、薬物等に悩み怯える少年少女達との交流と自らの生い立ちや、夜回り先生になった経緯が書かれ、ほぼいっき読みだった。水谷さんが夜回り先生になったのは偶然ではなく必然だったと思える。助けた少年少女が今では立派な社会人となり家庭を持っている人達もいる一方、助けられずに命を失った人は287人・・・今でも償い続けていると述べている。これだけ真摯に命と正面で向き合っている人はそう多くはいないだろう、だからこそ水谷さんの「いいんだよ」の言葉は重みがあり子供達の心に素直に入り込むのだろう。2018/11/30
竹生
2
知っているエピソードが多かったけど、一編、一編が短く読みやすかった。夜回り先生はわかりやすい文章を書く人だと思う。きれいごとを言っているけど、それを貫いているのはすごい。そういう人が必要な時ってたくさんあるんだろうなと思う。2020/07/22
バナナチョコ
1
先生は多くの間違いを犯す。 それでも1人でも多くの子に手をさしのべてあげたい。 いいんだよ、子どもに言えても 我に言えず2025/02/16
suzuki s
1
恵まれた環境で育ってきた。小中高大すべて公立高校で育って来て、意思さえあれば公務員にもなれたであろう人生。そんな人生からは想像も出来ないような生活をしている子どもたちが大勢居る。 他人事ではなく、その存在に目を向けて知っていかなければならない。 まずは出来ることとして、目の前の生徒がそうならないように全力を尽くす。2018/10/15
言いたい放題
0
図書館にない2022/05/12