出版社内容情報
国連の仕組み、役割、機能について国連憲章に沿って解説する入門書の決定版。最新のトピックスを随所に掲載、組織の内実に迫る!
内容説明
世界じゅうの人々の命や尊厳に影響を与える“国連”。その活動内容と組織の内実に迫るテキストが遂に誕生!
目次
国連の目的と特徴
国連の原則
加盟国の地位
国連の主要機関
総会
安全保障理事会
紛争の平和的解決
強制行動
経済社会理事会
国際経済開発社会変動への対応
信託統治理事会と非植民地化
国際司法裁判所
国連事務総長と事務局
国連憲章改正と死文化条項
著者等紹介
植木安弘[ウエキヤスヒロ]
1976年上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院で国際関係論修士号、博士号取得。1982年より国連事務局広報局勤務。1992‐94年日本政府国連代表部(政務班)、1994‐99年国連事務総長報道官室、1999‐2014年広報局、広報戦略部勤務。ナミビアや南アフリカで選挙監視活動、東ティモールで政務官兼副報道官、イラクで国連大量破壊兵器査察団バグダッド報道官、津波後のインドネシアのアチェで広報官なども務める。2014年より上智大学総合グローバル学部教授。上智大学国際関係研究所所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーツ・リー
4
しっかりとした学術書だった。値段を見たら、ほぼ1頁1円の、いかにも、専門書。という値段。放送大学の教科書のようで、20周通読したくなった。 内容に関しては、国連の理念は、素晴らしいと思う。 理念は分かるのだが、実際、は、どうなのだろう。 特に、紛争や戦争を止める機能という事になると、アメリカはイラクに、ロシアはウクライナに攻撃を仕掛けており、国連憲章とはなんぞや?という気がして来る。 理念はあっても、その理念が生かされない所が、人類の持つ限界なのかも知れない。 実効性のある理念が求められている。2022/03/09