イノベーションが日本を救う―研究力強化のための博士人材の活用戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535586895
  • NDC分類 407
  • Cコード C3036

出版社内容情報

日本が「イノベーション大国」として再生し、発展していくための道筋を「博士人材の活用」の観点から具体的に提言する。

第1章 日本の課題と経済成長
1.1 日本の課題
1.2 経済成長の基本的関係

第2章 日本の科学技術発展を振り返る
2.1 欧米に依存した近代工業化
2.2 セカンドランナーとして得たもの
2.3 セカンドランナーとして失ったもの
2.4 セカンドランナーからトップランナーへ(最後のチャンス)

第3章 科学技術を正確に理解する
3.1 科学と技術
3.2 知能と技能
3.3 研究と技術開発

第4章 技術力の分析
4.1 技術、技術力とは
4.2 技術の核は科学的知見
4.3 研究に要する時間と相互依存
4.4 科学的知見の種類
4.5 研究が技術力を強化する
4.6 挑戦者の苦労

第5章 博士人材の活用と科学技術における構造的問題
5.1 博士の役割
5.2 博士人材は活用されているか
5.3 セカンドランナー文化と「失われた20年」のダブルパンチ
5.4 科学技術における構造的問題

第6章 「イノベーション大国」に向けた提案
(「博士人材活用・イノベーショ ン推進機構〈仮称〉」設置)
6.1 博士を正規雇用し、研究機関等に派遣
6.2 日本的雇用慣行からの脱却に向けた検討と具体的な移行方法策定と実行
6.3 産学協力体制の構築検討と実行組織あるいは基金の設置を主導
6.4 研究マネジメントの構築
6.5 国民の科学技術リテラシーを高める

おわりに

付録1 「博士人材活用・イノベーション推進機構」について
付録2 科学技術リテラシーについて

【著者紹介】
広島国際大学名誉教授

目次

第1章 日本の課題と経済成長
第2章 日本の科学技術発展を振り返る
第3章 科学技術を正確に理解する
第4章 技術力の分析
第5章 博士人材の活用と科学技術における構造的問題
第6章 「イノベーション大国」に向けた提案(「博士人材活用・イノベーション推進機構“仮称”」設立)
付録1 「博士人材活用・イノベーション推進機構」について
付録2 科学技術リテラシーについて

著者等紹介

小谷教彦[コタニノリヒコ]
1971年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業、その後東京大学大学院工学系研究科電気電子工学専門課程修士課程を修了し、三菱電機株式会社に入社。工学博士(東京大学)取得。三菱電機株式会社を退社後、広島国際大学社会環境科学部教授、工学部長を経て、広島国際大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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発売前のサブタイトルは少子高齢化だったが、発売日近くなって博士に変更されていた。イノベーションを起こすには科学的アプローチを裏付ける数式やアルゴリズムを駆使した理論も必要であり、研究力を持った博士人材を活用することが解決の1つである。日本は擦り合わせ技術に長け、セカンドランナーとしてリスクの少ない前例主義、効率主義、安心主義の戦略をとってきたが、イノベーションを起こすにはトップランナーになる必要がある。博士人材は毎年2.5万人輩出されているが、48.6%がポスドクなどの非正規雇用である。2015/11/04

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