「健康食品」のことがよくわかる本

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「健康食品」のことがよくわかる本

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535586802
  • NDC分類 498.51
  • Cコード C3040

出版社内容情報

従来の特定保健用食品(トクホ)と異なる機能性表示食品が登場した。巷に氾濫する「いわゆる健康食品」とともに、その真実を暴く。

第一章 医薬品

医薬品の性質を調べる
安全性
薬理作用
吸収から排泄まで
臨床試験
 市販後
医薬品副作用被害救済制度
医薬品の事例
 ◎事例―サーチュイン活性化因子(レスベラトロール)
 ◎事例―市販後に副作用が明らかになって医薬品の登録が取り消されたソリブジン
 ◎事例―ベンザブロック

第二章 食品の安全性の考え方

食品が安全であるとは?
リスク分析
HACCP
リスク管理対策
いわゆる健康食品など
食品による健康被害の事例
 ◎事例―スギヒラタケ
 ◎事例―スターフルーツ
 ◎事例―アマメシバ
 ◎事例―ウコンと昆布
 ◎事例―ピロリジジンアルカロイド

第三章 食品と医薬品の間

食品と医薬品の間のものはどこに分類されているか
 日本
 オーストラリア
 カナダでは「ナチュラルヘルス製品」
 欧州
 米国ではダイエタリーサプリメント
国際流通
いわゆる健康食品による健康被害の事例
 ◎事例―マヌカハニー
 ◎事例―中国伝統薬中アリストロキア酸によるがん
 ◎事例―エキナセア(欧州では伝統薬)のアレルギー警告
 ◎事例―イチョウ(欧州では医薬品)
 ◎事例―エフェドラ
 ◎事例―アカシア
 ◎事例―個人輸入の危険性

第四章 食品の機能表示はどうなっているか

EU
米国
日本
韓国
消費者を誤解させる事例
 ◎事例―たとえポジティブリストになっても消費者を誤解させる宣伝は可能
 髪の毛が薄くなってきた女性向けのビオチンを含むサプリメントの宣伝
 亜鉛や葉酸などを含むビタミンサプリメント“プレグナケア・コンセプション”の
「赤ちゃんが欲しい人に」という宣伝
 マキシニュートリション・プロテインのテレビ宣伝
 ビタミン入り飲料ライビーナの宣伝について
 ◎事例―プレスリリースで誤解させる(緑茶の健康効果)
サプリメントの宣伝内容について
 根拠を調べるのはいかに難しいか―グリーンコーヒー豆抽出物
 ◎事例―チョコレートで痩せる
 ◎事例―過去の研究の亡霊(デザイナーフードピラミッドとORAC)
 デザイナーフーズピラミッド

終章 食品の機能とは何か

健康食品の正体
提言
 食品表示についての提言
 監視計画
市販後調査でわかる事例
 ◎事例―フランスのニュートリビジランスシステムと紅麹

【著者紹介】
国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長

内容説明

スーパーフード、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、…―これらはいずれも、きちんとした定義がありません。こうした巷に氾濫する、いわゆる「健康食品」とは何でしょう。本書では、私たちが身体に取り入れる、医薬品、食品、健康食品、それぞれについて、ていねいに見ていきます。そして、どういう思惑で健康食品が店頭に並んでいるのか、健康食品の正体を明らかにしていきます。

目次

第1章 医薬品はどう安全なの?(性質を調べる;医薬品の安全性 ほか)
第2章 食品が安全とは?(食品が安全とは?;リスク分析 ほか)
第3章 食品と医薬品の間に何があるの?(食品と医薬品の間にあるもの;海外から入ってくる食品で気をつけること ほか)
第4章 食品の機能表示とはどういうもの?(欧州の場合;米国の場合 ほか)
終章 食品の機能とはそもそも何?(「健康食品」の正体;二つの提言)

著者等紹介

畝山智香子[ウネヤマチカコ]
国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長。宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期課程を修了。専門は薬理学、生化学。薬学博士。第1種放射線取扱主任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

12
食品が持つ健康への影響について詳しく解説した本。身体への様々な効能を謳った食品は非常に多く販売されているが、それらへの過度な期待と安易に摂取してしまうことへの危険性を綴っている。栄養成分表示と機能表示は異なるもので、含まれる成分が生む効果を適切に表現しているかどうかを見極めることが重要。プラセボと変わらない程度ならまだしもときには適量不明のまま成分や影響もわからないものを大量に摂取してしまうことは身に危険を引き起こすことも。適切な薬はその価格に裏打ちされた膨大な試験結果があるという指摘は印象的。2022/11/09

くさてる

11
専門的な記述も多く、難しいところもあったけれど、その細かいところまで解説する誠実さがあってこそのこの内容、と思うので、ちゃんと読んで良かったです。どんな食品にもリスクとメリットがあり、安全な食べ方というのはいろんな食品をバランスよくたべること、という当たり前の真実を忘れないようにしないと、と思いました。「健康に良い」スーパーフードなどにふらふらと手を伸ばしがちなわたしのようなひとにおすすめです。2016/02/06

たこやき

8
巷に溢れる「健康食品」とは何なのか、を著した書。厳密なテストにより、効果から副作用に至るまで厳密に調べて認可の出される医薬品。一方、一般的な食べ方で病などにならなければ安全とされる食品。後者であるのに、前者のような売り方をする健康食品。それは一般的な食べ方と異なり、却って健康リスクを生むことも。そんなところから、研究者側の発表の方法の問題、センセーショナルな形で報道しがちなメディアの問題に至るまで綴られており考えさせられる。専門用語、略語などが多く、読みづらさも少しあるが、でも、読む価値はあるだろう。2016/03/05

Yoshie S

4
・リスクヘッジするならいろんなものを食べる。偏ると栄養素も偏るが、リスクも偏る。 ・健康食品が必要なのは医師から処方された人。 ・一つで何にでも効く そんなに都合の良いものはまずない ・個人の体験談 科学的根拠がないことを白状している ・オールナチュラル 天然物が安全とは限らない ・魔法の治療法 革新的や新発見という用語にな警戒 紙面や文字で見ると信用ならないことは理解できるのに、つい信じたくなるのは楽して結果を得たいからだろうな。 健康食品について、淡々と上記のようなことが書かれている。2021/05/13

moto

3
タイトル通り、健康食品についての知識を色々知ることができます。医薬品と健康食品の違いなど、用法・用量によって効果が実証されているものと、単に悪影響が無いというものの違いが大きいことは、良い勉強になりました。 言われてみるとそうなんですけど、普段から意識している人は少ないのではないかと思います。 効果があるか怪しいのに、健康をうたっている商品に騙されないためにも、読んでおいて損は無い良本です。2018/10/26

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