出版社内容情報
富山県にある共同生活寮「はぐれ雲」。農作業を通し、生活習慣を習得させ若者たちを自立・社会復帰させてきた主宰者の秘訣を探る。
刊行に寄せて 玄田有史
フォトエッセイ はぐれ雲のリズム─明日天気になぁれ
第一章 はぐれ雲が浮かんだ
自然体でこそ
はぐれ雲浮かぶ
じゃんけんがはぐれの法律
自分のことばかり考えて行きづまる
空もこころも変わるよね
「二十五歳になったら、一生だぞ!」
相部屋の恐怖心を超えて
すんなり入寮する子なんていない
親離れ、子離れ
社会の規範から外れても
第二章 環境が「私」に働きかける
「旅の人、地の人」、風の町のはぐれ雲
陽光と慈雨、そして土は香る
目次
第1章 はぐれ雲が浮かんだ
第2章 環境が「私」に働きかける
第3章 縦の糸、横の糸
第4章 はぐれ雲のメロディー
第5章 はぐれ雲のハーモニー
終章 水滴よ、石を穿て
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
11
自宅から車で10分足らず、存在は以前から知っていた。ここで日々、暮らしながら巣立っていく若者たち。そんな彼・彼女たちと向き合う日々や思いが綴られている。環境を作り、自分の姿を見せることで、気づいてもらい少しずつ自立に向けて歩む。そんな距離感の持ち方を感じ、納得するところが大きい。自分自身、自宅の畑の一部を昨年張るからお貸しして、同じような若者やサポートするスタッフの方との接点を持っているので、土や作野菜を作ることの意味を実感している。適度な関係を持ちながら、自宅用の野菜作りなどの姿を見せる、そこが大切。2015/01/05
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