内容説明
子どもたちからもらった、たくさんの「ありがと」。でもね、本当は夜回り先生から子どもたちへ「ありがとう」。自らの手で笑顔を取り戻した10人の子どもたちの記録。
目次
1 夢をあきらめない―非行少年
2 希望の星―不登校
3 最高の夏休み―養護施設の子どもたち
4 試練―セクハラ被害
5 哀しい目―拒食症
6 弱虫、剛―引きこもり・万引き
7 家族―援助交際
8 明日へ―非行少女
9 卒業―家庭内暴力
10 ありがとう―リストカット・OD
著者等紹介
水谷修[ミズタニオサム]
1956年、神奈川県横浜市に生まれる。上智大学文学部哲学科を卒業。1983年に横浜市立高校教諭となるが、2004年9月に辞職。在職中から継続して現在も、子どもたちの非行防止や薬物汚染の拡大防止のために、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールとメールや電話による相談をおこない、講演活動で全国を駆けまわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
59
夜の世界で消えて行った無数の悲しい若者の命と共に生きる水谷氏、その生命の奥底に流れるたぎるような情熱、そして生きるための原動力となるのは悲しみではなくやはり「ありがとう」という言葉だ。本書は戦友として戦った生徒たちから水谷先生に捧げられた生きたメッセージ。ありがとうがいっぱい詰まった一冊。2014/04/10
よこしま
31
だれかを幸せにするために、だれかの笑顔を見るために、人は生きるのです。◆時折、ドキュメントで取り上げられる“夜回り先生”こと水谷先生。全国に講演され、多くの生徒さんに慕われているのですね。◆彼らは本当は心の優しい子どもたちなんです。見て見ぬふりをせず、他の子への虐めを止めて、逆に虐めにあい不登校になってしまった直子さん。彼女の姿を見ると、僕なんかよりはるかに心が強いんだなと痛恨します。◆氷山の一角。水谷さんみたいな先生が1人でも増えてくれれば。お互いに「ありがとう」とたくさん言える環境にしてくれて。2015/05/23
しゅんぺい(笑)
4
夜回り先生の著書。タイトルがあったかい。 水谷さんがこれまでかかわってきたひとが、変わっていくエピソードが収められている。ほんの一部やろうけど。 水谷さん自身、本書のなかで自分の活動について、これまでたくさんの哀しい思いをしてきたが、それと同じくらいうれしい気持ちも感じてきた、という。それがこのタイトルである『ありがとう』につながっている。 でも、正直哀しいことのほうが多いと思うし、何よりつらい役割やと思う。なんでこんなにも妥協せずにひとに優しくできるのだろう…。2012/10/14
シナモン
3
水谷先生に関わった子どもたちが立ち直り「ありがとう」の言葉をメールや電話で伝えてくる。それに対して「ありがとう」と答える。2013/03/22
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
3
この方がひとりで受けとめているものを、もっと公的にシステム化できないものか、と思う。ひとりの善意で受けとめるには重すぎるものだ。2012/02/19




