内容説明
今までのこと、過去のことは、みんなみんな「いいんだよ」。明日は、自然に来ます。過去に苦しむことをやめて、明日を考えることをやめて…、ただ、眠ればいいんです。目覚めれば明日、新しい誕生。そこから新しい日々が始まります。夜回り先生から子どもたちへのメッセージを詩集として贈る。
目次
Monday 出会い
Tuesday 優しさ
Wednesday 勇気
Thursday 幸せ
Friday いいんだよ
Saturday 生きる
Sunday 明日
著者等紹介
水谷修[ミズタニオサム]
1956年、神奈川県横浜市に生まれる。上智大学文学部哲学科を卒業。1983年に横浜市立高校教諭となる。1992年から横浜市立の定時制高校に勤務。2004年9月に高校教諭を辞職。在職中から、中・高校生の非行防止と更生、薬物汚染の拡大防止のために、全国各地の繁華街で「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールをおこなっている。一方で、子どもたちからのメールや電話による相談に答え、子どもたちの不登校や心の病、いじめや自殺などの問題にかかわっている。さらに、講演活動で全国を駆けまわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
76
水谷先生の詩集になるのかな。お世辞にもうまいとは言えないし、つたない言葉が並ぶけれど、先生の子供への優しさと子供を傷付ける大人への容赦ない厳しさが伝わってくる。先生は自分をいつもとても責めるけれど、子供たちに「いいんだよ」っていつも言ってあげてる 先生に、子供たちも「先生、自分を責めなくていいんだよ」って思っているはず。2014/07/30
みゃーこ
67
ちょっと臭いと思うところもあるが、やっぱり喜びになる一冊。幸せとは何か?生きるって何か?について明快な答えを与えてくれる。幸せも自分探しももうやめよう、それは自分自身の中にあるから、行動の中にあるから。こんがらがった頭をシンプルにしてくれるやさしい言葉。そんな力を与えてくれる一冊。2014/04/14
あっか
29
夜回り先生の、愛と情熱溢れる詩集のようなメッセージ。10代後半のちょっと病んでいた時に著作をよく読んでいたことを思い出しました(この本も10年前の出版物です)。時々すごく心の真ん中に来る言葉があって、ジーンとします。2018/01/29
あかは
26
ほんとはもう子供ではない私は卒業しなきゃな、と思いつつ何度も読んでしまう。深い本です。とにかく、明日のために今を生きていこう。2014/01/21
Lucy
8
図書館本なのに、再読。辛くなってしまった時に、なぜかこの本が目の前に現れる。夢中になってその場で最後まで立ち読み。少し気が楽になって家に帰った。こんな本が一冊でもあるだけで、ぜんぜん違う。2013/11/09