出版社内容情報
従来の福祉国家型の生活保障システムが行き詰まり、格差社会化しているこんにち、「生活の協同」という思想と実践を提起する。
目次
第1部 理念と枠組み(いま、なぜ、「生活の協同」なのか―排除を超えてともに生きる社会へ;協同組合は「生活の協同」を担えるか―共益をベースに公益を目指して;生活創造のフロンティア―生活協同組合の可能性)
第2部 欧米の実践から(コ・プロダクション―タイムバンクの基本理念と実態;ボランタリー・コミュニティ・セクターの変容と社会的企業の登場;子育て期の協同―非営利・協同のネットワークによる子育て支援;ともに創る保健・医療・福祉―庄内における生活の協同の実践;生活の協同で学び育つ―千葉県四街道市における実践;“病気が助ける”エンパワーメントと地域生活―北海道浦河町べてるの家の実践;厚木市における市民の協同の実践―市民の自治力を育てあい、くらしのセーフティネットをひろげる)
著者等紹介
大沢真理[オオサワマリ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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