内容説明
国家統合の機能を果たしてきたメディアは、デジタル化とモバイル化により、国民を束ねていた接着剤まで溶かしだそうとしている。「国民=国家」はどこへ向かうのか。
目次
第1章 「国民国家」とは何か
第2章 「変容」する国民国家
第3章 急進する「再国家化」現象
第4章 国民国家とメディアの相関性
第5章 新メディアは国民国家を溶かす
第6章 新メディアの「越境」と国家
第7章 メディアの「集中」と国家
第8章 「対抗」のメディアと国家
終章 国民国家のかなたに
著者等紹介
鈴木健二[スズキケンジ]
成蹊大学文学部教授。1942年生まれ。東京大学大学院博士課程修了、社会学博士。毎日新聞ワシントン特派員、政治部副部長、論説副委員長を経て、1997年から現職。2000年、ハーバード大学客員研究員、2002年から成蹊大学アジア太平洋研究センター所長兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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