出版社内容情報
ブッシュ政権の秘密主義に対して開かれた政府を維持するため、情報自由法などの法律を武器に闘う弁護士や記者16人の記録。
目次
第1章 イラク戦争の暗闇で(国旗に包まれた棺桶―ラルフ・ベグライター;「戦争でまる儲け」を暴く―ダニエル・ポリティー ほか)
第2章 石油利権とアメリカ政治(ブッシュ政権と石油業界の深いつながり―シャロン・ブッチーノ;公益弁護の開拓者がチェイニーの秘密主義と対決―アラン・モリソン ほか)
第3章 9・11後の過剰反応(アシュクロフト司法長官の秘密逮捕を止める―ケイト・マーティン;愛国者法下の秘密捜査を糾弾する―ジャミール・ジャーファ ほか)
第4章 歴史は闇に葬られるのか(ニクソンとブッシュ:大統領文書をめぐる闘い―スコット・ネルソン;FBIに違法謀報を謝罪させる―セス・ローゼンフェルド ほか)
著者等紹介
レペタ,ローレンス[レペタ,ローレンス][Repeta,Lawrence]
1951年にニューヨーク州生まれ。1972年に米海兵隊員として初来日。ニューヨーク州立大学卒業後、ワシントン大学ロー・スクールに進み、1979年にワシントン州弁護士登録。1983年に国際交流基金奨学金での研究の一環で東京地裁で刑事法廷を傍聴した際に、メモを取ることを禁止されたことから、自由人権協会の支援を受けて、「法廷メモ禁止は知る権利や裁判公開原則を保障した憲法に違反する」と提訴し、1989年に最高裁で「法廷メモは原則自由」という画期的な判決を勝ち取った。シアトルや東京にて日米の渉外法律業務に携わり、モルガン・スタンレー・デイーン・ウィッター証券のエグゼクティブ・ディレクター、テンプル大学ジャパン副学長などを経て、2003年8月から1年間、安倍フェローシップを得てナショナル・セキュリティ・アーカイブ研究員としてワシントンDCに滞在。2004年9月より大宮法科大学院大学教授としてアメリカ法を教えている
石井邦尚[イシイクニヒサ]
1972年生まれ。1997年東京大学法学部卒業。1999年弁護士登録(第二東京弁護士会、51期)。2003年コロンビア大学ロースクールLL.M修了(主に会社法分野・知的財産法分野を学ぶ)。現在、リーバマン法律事務所。通常の弁護士業務の傍ら、日本弁護士連合会・法曹養成対策室嘱託及び(財)日弁連法務研究財団事務局員として、法科大学院に関する諸問題に取り組んでいる。また、政策形成過程における弁護士の役割を考える会(通称「民間法制局」)のメンバーとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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