目次
解説
証言編(環境の世紀を用意した人々―原告団長の語る尼崎公害訴訟;被害者の願い、弁護団の願い;空気を良くする運動なんて雲つかむみたいなこと―当たり前のことを住民が訴えて;朝の八時から夜の十一時まで医院を開けて;きれいな空気ときれいな青空を;全社環境技術部門の責任者の一人として―神戸製鋼アマガサキ製鉄所の公害防止対策のあゆみ;尼崎市の公害行政の流れ―国は道路新設前に問題路線を解決すべきである)
史料編(工都尼崎の誕生と戦前の公害;工業都市の復興と公害対策の開始;公害反対運動の高まりと工場の撤退;道路公害の激甚化と環境政策を巡るせめぎあい;尼崎大気汚染公害訴訟―企業活動と国策への異議申し立て;「環境の世紀」の実現にむけて)