内容説明
グローバルな環境政策の先駆となったモントリオール議定書の成功を、関係者への豊富なインタビューをもとに、社会学的に解きあかす。
目次
第1章 オゾン層保護活動を支える人と組織の誕生
第2章 モントリオール議定書:最も優れた取り決め
第3章 オゾン層保護体制を支える三つのネットワーク
第4章 活動における社会的資本とネットワーク統治
第5章 TEAPにおける連帯の秘密
第6章 オゾンコミュニティにおける社会化
第7章 組織化された起業家
第8章 学んだ教訓
著者等紹介
キャナン,ペネロピ[キャナン,ペネロピ][Canan,Penelope]
デンバー大学社会学教授、同大学環境と企業国際研究所長。2004年よりグローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)つくば国際オフィス事務局長。1990年~2000年にモントリオール議定書の技術・経済アセスメントパネル経済選択委員会委員を務める。2001年に米国環境保護庁のオゾン成層圏賞を受賞
リッチマン,ナンシー[リッチマン,ナンシー][Reichman,Nancy]
デンバー大学社会学助教授。フロリダ州サラソタ・ニューカレッジにてBA取得、ニューヨーク大学にてMPA取得、マサチューセッツ工科大学にてPhD取得
小田切力[オダギリツトム]
1956年横浜国立大学工学部卒業。旭化成工業勤務を経て、1990~1997年オゾン層保護対策産業協議会事務局次長・技術部長。現在、日本産業洗浄協議会事務局長、オゾン層・気候保護産業協議会理事。1994年米国環境保護庁より「成層圏オゾン層保護賞」を受賞
藤本祐一[フジモトユウイチ]
1956年東京大学工学部卒業。日立製作所勤務を経て、1988~1995年日本電機工業会企画部長として環境問題を担当。1996~2003年オゾン層保護対策産業協議会アドバイザー。1992~2002年国連環境計画・技術経済アセスメントパネルのシニア・アドバイザーとして活躍。1993年米国環境保護庁のオゾン成層圏賞受賞。1997年モントリオール条約10周年に、それまでの同賞受賞者の中からベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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