内容説明
本書は元朝鮮総督農事試験場西鮮支場長・高橋昇氏の遺された未発表の草稿「犂ニ関スル研究」を公刊するものである。
目次
第１部 論考（在来犂改良ノ急務；朝鮮ニ於ケル犂先ノ分類付在来犂先型式別分布図；朝鮮農具考；朝鮮に於ける犂鋳造の近代的変遷）
第２部 調査記録（昭和十四年四月以来在来犂ニ関スル調査資料（１９３９年４月～１９４０年７月）
昭和十四年七月以降在来犂に関する調査資料（１９３９年７月～１９３９年１２月）
海州、碧城郡、平山郡、瑞興郡出張ノ記（１９３９年１２月）
黄海道安岳、殷栗、松禾、長淵、瓮津郡調査記（１９３９年１２月）
鎮南浦魯起元製釜工場調査（１９４０年６月） ほか）
著者等紹介
高橋昇［タカハシノボル］
１８９２年福岡県八女郡上妻村津ノ江にて出生。東京帝国大学農学部農学科卒業。農学博士。農林省西ヶ原農事試験場を経て朝鮮総督府農事試験場水原本場、西鮮支場長、水原本場総務部長を歴任。１９４６年５月、朝鮮より郷里八女市に引き揚げ、同年７月２０死去、享年５５歳
新納豊［ニイノウユタカ］
１９５０年生まれ。神奈川大学大学院経済学研究科博士課程修了。専攻は朝鮮近代社会経済史。現在、大東文化大学国際関係学部助教授
高橋甲四郎［タカハシコウシロウ］
１９２５年生まれ。明治工業専門学校機械科卒業。福岡県、佐賀県の各県立高等学校の数学教師を勤める。１９８８年３月に定年退職後１９９８年３月まで私立高校の非常勤講師。現在フリー
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