内容説明
メディア変革期を乗り越え「自由」をどう育てるのか?市民生活に深くかかわる最強のマス・メディアの将来像を、憲法論、放送制度論、ジャーナリズム論、メディア論などから多角的に考察する。
目次
1 放送の自由をめぐるパラダイム転換(憲法論の立場から)―個人の表現の自由と制度的な表現の自由の関係について
2 多チャンネル化と放送の自由(放送制度論の立場から・1)―規律の根拠とあり方は変化するか?
3 放送発信の多元化と公規制原理の転換(放送制度論の立場から・2)―「放送による表現の自由」確保のための論点整理と提案
4 視聴者と放送についての提言(市民・視聴者の立場から)―「不幸な関係」を「信頼しあえる関係」に修復するために
5 視聴者選択の変化と放送の将来像(受け手論の立場から)―多メディア・多チャンネル時代に期待される役割とは
6 地球時代の放送ジャーナリズムを(ジャーナリズム論の立場から)―開かれた新しい報道への道
7 新しい放送人の相貌(メディア論の立場から)―メディア論的想像力の覚醒と放送の自由
8 表現の自由と放送倫理(放送事業者の立場から)―あとがきに代えて
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- 和書
- 公益信託の現代的展開