内容説明
過熱するリゾート開発。計画予定面積は日本国土の３０％に及ぶという。しかし、美辞麗句に包まれた地方の開発の現場では、いったい何が起きているのか。本書は、ＮＨＫおはようジャーナルで放映された番組にもとづく構造ドキュメントである。
目次
第１章 町にＴＯＫＹＯがやってきた（拡散する「東京現象」；ＴＯＫＹＯがやってくる；ＴＯＫＹＯがやってきた；リゾートをどう見たらいいのか）
第２章 町はよみがえるか（圧倒的優位に立つ企業；地方の過大な期待；長期滞在型リゾートは成立するのか；思惑と現実；新たな選択肢）
第３章 リゾートの構造（土地問題とリゾート開発；生活空間とリゾート開発；リゾートの思想と美の産業）
ファーマー・リゾート実現に向けて
第４章 討論・リゾート幻想を撃つ（報道の現場から；リゾートに振りまわされる地方；ほんもののリゾートづくり）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akemitsu
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職場の書棚整理で出てきた本を貰って流し読み。バブル経済盛り上がる頃のリゾート開発についてと取材記。今では過去にあった事実になっている無軌道な開発が地域資源を壊して都市にお金が戻っていく歴史を気配に感じながらの取材。最後の取材者たちの座談会の部分が良かった。2015/12/25
