内容説明
本書は、狭山事件第2次再審請求において東京高裁に提出した意見書、「自白供述の心理学的分析―とりわけその供述変遷に着目して―」を大幅に書きかえ、書き加えて、再構成したものである。ここで私が扱ったのは、石川さんが逮捕されてから起訴されるまでに行なった全供述,とくにそのなかの自白供述である。
目次
プロローグ 虚偽の証明のために
第1部 証拠と供述―分析のための素材(証拠収集の流れ―事件から起訴まで;供述変遷の流れ―否認から自白まで)
第2部 供述分析その1〔大変遷分析〕―真実の暴露か、虚偽への転落か(供述変遷分析の方法;虚偽への転落の痕)
第3部 供述分析その2〔小変遷分析〕―体験の供述か、論理的構成か(逆行的構成の検出;五つの場面にみる構成の痕)
エピローグ 裁く者と裁かれる者



