「言論」が危うい―国家秘密法の周辺

「言論」が危うい―国家秘密法の周辺

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784535576919
  • NDC分類 326.81

内容説明

言論を封殺する。―これが戦争への第1歩であった。今、日本はスパイ天国との名の下に、国家秘密法を作ろうとする動きがある。戦前の新聞の歴史を反省し,現在の防衛と秘密の実態を取材して好評だった新聞連載記事を再構成。日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。

目次

第1章 国家秘密法の周辺(防衛産業と秘密;忘れ得ぬ悪夢;国家秘密法の周辺)
第2章 太平洋戦争と報道(吹き荒れる言論弾圧;言論統制への道)
第3章 検証 横浜事件
第4章 国家秘密法と言論(国家秘密法と言論 座談会;私はこう考える インタビュー)
資料編(解説 国家秘密法の経緯と問題点;国家秘密法案新旧対象表;自民党12議員による意見書;言論・防衛問題年表)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

1
2013年、秋の臨時国会に特定秘密保護法案が提出されるとのことで再読。30年近く前、ほぼ同じ内容の法案が国会に提出され廃案となった。通称・スパイ防止法。国民の知る権利を侵害し、言論・出版の自由を制限する法案は戦中の言論統制を思い起こさせる。メディアはいかに縛られ来たか、いかに自主規制にがんじがらめになったかを振り返り反省する。重大スパイ事件なんてゾルゲ事件くらいじゃん。自民党の憲法改正案には言論・出版・集会・結社の自由を制限する文言もあるし、ここに来て共謀罪を設けようとしている。危険じゃないか、この国。2013/09/26

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