出版社内容情報
メンタライゼーションについての学びを深めるのに最適の一冊。歴史的背景や基礎理論から進化の最前線まで、わかりやすく解説!
内容説明
知的好奇心くすぐるわかりやすい入門テキスト。メンタライゼーションについての学びを深め、自分のものとして身につけるのに最適の一冊。近年の理論展開の中核をなす重要ワード「認識的信頼」「私たちのモード」についても解説。
目次
第1部 メンタライゼーション理論の基盤(「遊び」の準備―メンタライゼーション概説;境界例概念の変遷と現代的意義―190年の歴史をたどる;愛着理論と精神分析―理論の橋渡し役としてのメンタライゼーション ほか)
第2部 メンタライゼーション臨床の現在(トラウマ臨床におけるメンタライジング;感情に焦点を当てるということ―愛着、メンタライゼーション、そして精神分析;精神力動論としてのメンタライゼーション ほか)
第3部 メンタライゼーションの発展と展望(メンタライゼーションと精神分析(1)―内容からプロセスへ
メンタライゼーションと精神分析(2)―無意識から非意識へ
認識的信頼を学ぼう―なぜ私たちは「変わる」ことができるのか ほか)
著者等紹介
池田暁史[イケダアキフミ]
1972年山形県に生まれ、山菜、野草、茸などの自然の味覚とともに育つ。現在、大正大学臨床心理学部臨床心理学科教授。東京・恵比寿にて個人開業(精神分析家)。専門:精神分析・力動精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
8
これは面白い。自画自賛されているが、難しい理論をわかりやすく説明2024/09/01
海星梨
4
家族のためにと思って借りてきたが、自分自身のことでも思い当たる節があった。新たな概念やイメージを仕入れることができ、わたし自身のメンタル面でもプラスになる読書だったと思う。が、メンタライザーションの概要すぎて、実際にどうすればいいかという実践面の情報は少なく満足はいってない。精神分析、精神医学での立ち位置や正当性についての紙幅が多すぎた。精神科医をはじめ、専門職がメンタライゼーションを初めて知るための一冊だった。2025/07/13
ソーシャ
3
精神分析家の著者がメンタライゼーションに基づく治療について精神分析的な視点を交えつつ、わかりやすく解説した本。認識的信頼やWe-modeなどの最近の話題についても触れられていますが、ある意味で心理療法の共通効果要因についての話でもあるので、他の流派の人でも読んでおくと役立つ本かと思います。2025/01/06
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