「戦い」と「トラウマ」のアニメ表象史―「アトム」から「まどか☆マギカ」以後へ

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「戦い」と「トラウマ」のアニメ表象史―「アトム」から「まどか☆マギカ」以後へ

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535564176
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0036

出版社内容情報

アニメが描いてきた〈戦い〉には、どのような〈トラウマ〉を見ることができるだろうか。様々な専門領域から人気作品を読み解く。

内容説明

「戦い」を物語る表現媒体にはアニメ以外にも小説、演劇、映画、マンガがある。日本アニメがこれらの表現媒体と異なるのは、その発展の歴史がほとんど戦後に属するということだ。アニメは戦争をどう描いてきたか。そして、戦争は日本アニメをどう生み出してきたのか。

目次

第1部 カタストロフィの表象―終戦から世紀末へ(アトムの生と死;戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(1)―『サイボーグ009』から魔法少女が受け継いだもの
『さらば宇宙戦艦ヤマト』と「愛」の行方
『機動戦士ガンダム』と太平洋戦争―戦争表象の深層と主人公のトラウマ
アニメーション表現の受容―ポール・グリモーからジブリへ
家族とともに「生きた」日常―『火垂るの墓』の兄妹の背中越しに見る風景
仲間は使命とともに―『美少女戦士セーラームーン』における戦友の位置づけ)
第2部 カタストロフィのあとに…―深夜アニメの二〇一〇年代(生き延び、(不穏な)日常、あいまいな喪失―第2部へのイントロダクション
戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(2)―まどかが守りたかったものとほむらが奪い返したもの
祈りつつ戦う者たち―『魔法少女まどか☆マギカ』考
ようこそ実力至上主義の競争社会へ―『千と千尋の神隠し』『幼女戦記』あるいは、労働する少女と職場のマッチング
特撮作品から読み解く時代の特徴―「グリッドマン」シリーズを切り口に令和の危機を考える
遠さを取り戻すための旅―3・11以後の、スマートフォン・SNS時代の映像表現『宇宙よりも遠い場所』
終わりのあとのロードムービーアニメ―『ケムリクサ』読解レポー卜
特別寄稿 日本アニメの「特殊性」と未来)

著者等紹介

森茂起[モリシゲユキ]
甲南大学名誉教授。京都大学教育学研究科博士課程単位取得満期退学。臨床心理士

川口茂雄[カワグチシゲオ]
上智大学文学部哲学科准教授。京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

20
編者は森茂起(甲南大名誉教授、臨床心理士)と川口茂雄(上智大哲学科准教授)。2023年出版。サイボーグ009、さらば宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、火垂るの墓、美少女戦士セーラムーン、魔法少女まどか⭐︎マギカ、千と千尋の神隠し等が取り上げられてる。話題は戦争での加害性意識の欠如、玉砕精神の残存、女同士での戦友の創造、主役の体が傷つく衝撃、労働する少女の職場とのマッチング等。斉藤環(精神科医)による日本アニメ特有の「萌えキャラ」論考は興味大。手塚治虫に起源があり、海外では過去抑圧されてきたが受容進行中と。2023/09/13

takao

3
ふむ2024/05/20

たろーたん

2
こういう本に挑戦しては挫折する。なぜこんなにも面白くないのか。いや、なぜ私はこれを面白く読めないのか。言わんとしていることは分からなくはないが、特に新しくもないし、面白くもない。誰でも分かることを難しく言っているような感じがする。批評や評論は、その作品を違った角度で解釈し、再構築して提示するのが醍醐味であって、見れば分かることを難しい言葉で言語化するのはオタクの独りよがりだと思う。(続)2024/06/06

SHEEP

2
自分がそこまでたくさんアニメ観ないからなんだろうけど、漫画に対する論考の箇所がおもしろかった。 記号的なキャラが血を流すことにより生を意識させる「傷つく身体」論と日本アニメの「萌え」の特殊性への論考が興味深かい。2023/10/17

Alm1111

2
アニメをこんな真剣に学術として論じる時代が来ようとは。感無量。2023/08/12

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