出版社内容情報
16世紀の初期宗教改革運動における各地での展開、そこに生きた人々の生き様を考察することで、今を生きる私たちへの示唆を得る書。
目次
第1部 東欧における初期宗教改革運動と先駆者デーヴァイ(東欧における初期ルター派運動の受容と進展;「ハンガリーのルター」と呼ばれるデーヴァイの目指した改革)
第2部 宗教改革期の女性統治者ブラウンシュヴァイクのエリーザベト(女性統治者ブラウンシュヴァイクのエリーザベトの信仰と宗教改革;シュマルカルデン戦争時における息子の変節に苦悩する宗教改革擁護者ブラウンシュヴァイクのエリーザベト:宗教の不寛容が招いた親子の対立)
第3部 ジョン・ノックス、メアリ女王、ジェイムズ・スチュアート(ジョン・ノックスとメアリ女王の会見の意義;翻訳 一五六一年九月ノックスとスコットランド女王メアリとの第一回目の会見:Knox and Mary Queen of Scots,September1561;スコットランド宗教改革期におけるジェイムズ・スチュアートの存在)
著者等紹介
伊勢田奈緒[イセダナオ]
東洋英和女学院宗教部長(2018年より)。日本キリスト教団牧師。日本キリスト教学会、キリスト教史学会、キリスト教教育学会、更新伝道会所属。2000年、ジョン・ノックスの研究のためスコットランドのセント・アンドリュース大学大学院宗教改革研究所において学び、宗教改革運動の奥深さを知る。現在、東洋英和女学院大学、同大学院において、キリスト教学、キリスト教思想の講義を担当している。16世紀ヨーロッパを揺るがせた宗教改革運動を多面的に研究しており、当時の人々についてより多くの人に紹介したいと考えている。毎年夏にドイツに行き、宗教改革者たちの足跡を辿っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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