トラウマインフォームドケア―“問題行動”を捉えなおす援助の視点

個数:

トラウマインフォームドケア―“問題行動”を捉えなおす援助の視点

  • ウェブストアに27冊在庫がございます。(2024年04月24日 02時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 186p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535563827
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3011

出版社内容情報

非難・叱責」を「理解・ケア」に変える,対人援助の新しい視点

児童福祉,教育,医療,矯正などのさまざまな現場で援助職がしばしば出会う,支援対象者の“困った”言動。自他を傷つけ,周囲を悩ませるそうした“問題行動”の背景には,トラウマという「こころのケガ」が隠れているかもしれません。

トラウマインフォームドケア(TIC)は,対象者の言動をトラウマの「メガネ」で見ることから始めるアプローチです。
暴言や暴力,怠惰や無気力,嘘やごまかしなどを“問題行動”と捉えると,支援者は相手を叱責したり,拘束したり,追い立てたり,非難したりしてしまいます。支援者自身も,傷つけられたり,裏切られたと感じたりして,無力感を抱きやすくなります。

しかし,そうした言動が表れた状況を探っていくと,何らかのきっかけ(リマインダー)によるトラウマ反応である可能性が見えてく
るかもしれません。

トラウマの「メガネ」をかけることで,ケースの見え方が変わり,安心・安全の提供へとケアがありかたが変わっていきます。臨床現場で新たな傷つきが生じることを防ぐために,すべての対人援助職が身に着けておくべき公衆衛生的アプローチがTICです。

内容説明

支援者が出会う“問題行動”の背景には、トラウマという「こころのケガ」があるかもしれない―。児童福祉、教育、医療、矯正などのあらゆる現場で、「非難・叱責」を「理解・ケア」に変える、対人援助の新しいアプローチ。

目次

第1部 トラウマの「メガネ」で見てみよう(「何が起きているの?」―“問題行動”の背景;トラウマについて理解する;トラウマにまつわるよくある誤解;トラウマが発達に及ぼす影響;トラウマティックな関係性の再演)
第2部 トラウマインフォームドケアを理解し、実践する(公衆衛生としてのトラウマインフォームドケア;トラウマインフォームドケアの基本的概念;トラウマインフォームドケアを始めよう;児童福祉・母子保健領域でのトラウマインフォームドケア;非行・犯罪領域でのトラウマインフォームドケア)
第3部 支援者のためのトラウマインフォームドケア(支援関係におけるトラウマの影響;安全で健康な組織づくり;回復に向かう支援者と組織)
トラウマインフォームドケアという選択

著者等紹介

野坂祐子[ノサカサチコ]
大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座・教育心理学分野准教授。博士(人間学)。臨床心理士。公認心理師。専門は発達臨床心理学とジェンダー学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学。大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンターでの勤務を経て、2013年より現職。主に、児童福祉領域や学校現場において、性被害・性問題行動などへの介入実践・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

13
2019はトラウマインフォームドケア元年、個人的にですが。2020/01/03

たらこ

11
これは児童福祉、児童精神科臨床必読だと思う。TF-CBT進めてるので基礎固めしないと。2020/03/26

カッパ

8
トラウマという眼鏡をかけるのは難しそうだ。 トラウマの再演をさけたいが、支援者もひとである。詰られ試されバカにされてまで救うことをやりたいと思うか?不明だ。2023/05/14

okaching

6
トラウマの症状を問題行動ではなく、危機時の正常な反応として捉え理解する。この理解なしで支援者として苦しむ人と繋がるのが難しい。直接援助をしていた時にトラウマの再演はいくつもあった。組織が苦しむ職員を批判するではなく支える姿勢がないといくらこの理解があっても難しい。そしていくら頭で分かっていても実際に毎日対峙するとかなりきつい。CWや心理は直接援助する職員をよく批判するが、大変さを理解してほしい。愛着の子に振り回される職員もしかり。2021/11/05

青木克敏

4
読みやすいですし、また、内容も臨床に裏付けられています。著者も書いているように、トラウマに対する「実践」面の対応の記載は乏しいです。しかし、問題行動とその裏側にあるトラウマを理解するという視点には目が開かれます。トラウマの入門書として、優れた内容だと思います。2020/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14803717
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。