出版社内容情報
『子どものための精神医学』の著者が語るみずからの子ども時代、青春時代、そして「いま」。珠玉のエッセイ集。
1.地球の温暖化と子どもたちの明日
2.運動会の移ろい
3.小さなジョディ
4.N君のこと
5.遊んべえ
6.村田先生との夕べ
7.蝉の声
8.野分立ちて
9.クリスマスキャロル
10.冬期オリンピックに
11.たけくらべ
12.はやぶさ
13.ジャネの法則
15.大晦日
16.タイガーマスクとあしながおじさん
17.ちいさいおうち
滝川一廣[タキカワ カズヒロ]
著・文・その他
内容説明
子ども時代から現在まで、見てきたこと・考えてきたこと、滝川精神医学とその思索の根っこにあるもの。
目次
地球の温暖化と子どもたちの明日
運動会の移ろい
小さなジョディ
N君のこと
遊んべえ
村田先生との夕べ
蝉の声
野分立ちて
クリスマスキャロル
冬期オリンピックに
たけくらべ
はやぶさ
はやぶさ(2)
ジャネの法則
大晦日
タイガーマスクとあしながおじさん
ちいさいおうち
著者等紹介
滝川一廣[タキカワカズヒロ]
1947年名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。同大学精神医学教室(木村敏教授、中井久夫助教授)へ入局。岐阜病院を経て、名古屋市児童福祉センターへ。95年に東京に移り青木病院に勤務。99年より愛知教育大学障害児教育教室および同治療教育センターへ。2003年より大正大学人間学部教授。09年より学習院大学文学部教授。18年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mc6ρ助
10
『(児童養護)施設の困難な実情は報じられないし、日本は近代化をおし進める過程で「社会が子どもを護り育む」という姿勢を忘れてしまった。幕末に訪れた西欧人は日本の伝統社会が子どもたちを大切にするさまを感嘆をもって報告している。ちょうど今、大災害に日本人が・・助け合うさまを感嘆をもって報じているように。・・同じく、子どもたちをほんとうに護り育てぬく社会をつくれるかどうか、 そこに私たちの人問としての尊厳がかかっていまいか。(p169)』著者の落ち着いた語り口に癒やされていた積もりが最後にガチンとやられました。2018/12/05
林克也
0
この中では「N君のこと」が、適切な表現ではありませんが、一番重かった。滝川先生は沖縄に移住されてしまったそうですが、一度直に会ってみたかったです。2018/11/10