出版社内容情報
学校現場で求められるカウンセリング的な対応とはなんだろうか。生徒、保護者、同僚教師など、具体的な場面を想定してレクチャー。
はじめに
第1部 教育現場でのカウンセリング
1 教育現場でのカウンセリング
カウンセリングの専門性
2 ひとつではない答え――カウンセリングのエッセンス・その1
起き上がる力
二つの自信
根拠のない間違った自信がなければ
「良い魔法使い」と「悪い魔法使い」
発想の転換を
3 “モノ”ではなく“人”として接する――カウンセリングのエッセンス・その2
自己治癒力
多様性
関係性
第2部 実際にどのように対応するのか――具体的対応
はじめに
1 特別な支援が必要な生徒の理解
1|発達障害
「発達障害」とはなにか
発達障害の診断
発達障害への対応
保護者への対応
発達障害を抱える子どもへの対応の難しさ
ADHDの子どもへの対応
さいごに
2|不登校
最近の不登校事情
不登校をどうとらえ、どうかかわるのか
さいごに
3|指示にしたがわない子どもたち
個と集団
新しい秩序形成
非行
学級崩壊
いじめ
2 教師集団の中でのしんどさ
立場の異なる先生方とのつきあい方
嫌だなと思う、あるいはどうしようもなくつきあいの難しい同僚とのつきあい方
何とか学校の雰囲気を変え、教職員が同じ気持ちで生徒への対応にあたれるようにしたい
3 保護者への対応
保護者にどう対応するか
つながりにくい親とのかかわり
まとめ
4 生徒への対応
対決のない受容は単なる逃げ
個性は葛藤から生まれる
発想を転換する
うまくいったケースは忘れろ
別れたければ、つながれ
[付録]Q&A
Q1 カウンセリング・マインドをもっと身につけたい
Q2 難しい保護者への対応は
Q3 学校での臨床心理士のあり方は
【著者紹介】
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻心理臨床学講座教授
内容説明
教師にもカウンセリング的なアプローチが求められている時代。必要なのはカウンセリングのエッセンス。生徒、同僚、保護者…実際の現場でおこる様々なトラブル。そんなとき役に立つ、カウンセリングの考え方。
目次
第1部 教育現場でのカウンセリング(教育現場でのカウンセリング;ひとつではない答え―カウンセリングのエッセンス・その1;“もの”ではなく“人”として接する―カウンセリングのエッセンス・その2)
第2部 現場でどのように対応するのか(特別な支援が必要な生徒の理解;教師集団のなかでのしんどさ;保護者への対応;生徒への対応)
付録 Q&A(カウンセリング・マインドをもっと身につけたい;難しい保護者への対応は;学校での臨床心理士のあり方は)
著者等紹介
桑原知子[クワバラトモコ]
京都大学大学院教育学研究科教授。1984年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。姫路獨協大学助教授等を経て、現職。教育学博士。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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