目次
泣き声のメッセージ
微笑は心を結ぶ
眠りと目覚めのリズム
胎児とユニモダリティ
マルチモダリティと運動
物を知る
自分に気づく
人と出会う
母と子のリズム
模倣の不思議
意味世界への誘い
お母さんは安全の基地
素直な反攻と遊びの世界
子どもと離れるとき
心を病むとき・癒すとき
息子への手紙
著者等紹介
大藪泰[オオヤブヤスシ]
1951年神戸市生まれ。1974年早稲田大学文学部卒業。1979年早稲田大学大学院文学研究科博士課程退学(心理学専攻)。現在、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たこ焼き
7
成長するにつれて自分の周りで起きていることの出来事に対して敏感になり、疲労が蓄積されるにつれて泣くようになる。泣くことは疲労した脳を修復する働きがある。半年で1歳半以降で自己主張の泣きがくる。4ヶ月まで大人と同じ色彩感覚を持てない。あらゆることへの刺激が強い状態から慣れて新しい刺激だけに集中できるようになる。何かをつかむ際に必要な意識はものへの関心だけでなく自分の手への関心も必要。初めの段階ではものではなく自分の身体活動そのものに関心がある。ものを投げたりするのはそのものの性質性を確かめようとする作業。2024/02/24
subabai
0
現在息子が誕生予定日の2か月前。赤ちゃんの中で起きていること、物質、生物そして社会性を把握。感覚の整理などとても勉強になった。一番の学びは、子育てを恐れなくていいこと。赤ちゃんはよく泣くが、やみくもに泣くわけでなく意味を持つ。ほどほどの親でよい。 成長過程で身につく思考力も納得できた。思春期ほど思考も発達していないため、素直な気持ちを表現している。よく型にはめるなと聞くが、この時期は親の型にはめてしまう可能性が非常に大きいことが分かった。果たして以上のことを理解した育児ができるだろうか。2024/04/01