うつ病の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 290p
  • 商品コード 9784535562653
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3047

内容説明

あれもこれもうつ病?―まかりとおる安易な解釈・診断・治療を諌め、この病気の本質を捉え直す。

目次

あれもこれもうつ病?―蔓延する安直な理解
進化生物学からみたうつ病の意味(その1)―ユウウツになるのは「新たな生き方」を導くため
進化生物学からみたうつ病の意味(その2)―「内の秩序」と「外の秩序」の相克
ギリシャ悲劇にみるうつ病(その1)―アイアス将軍の「気の病い」
ギリシャ悲劇にみるうつ病(その2)―現代社会との共通項
古代ギリシャ哲学・医学のうつ病観―うつ病を真正面から論じた最初の学者アリストテレス
旧約聖書にみるうつ病―うつ病治療・予防の手引として読めるヨブ記
意識の誕生とうつ病の発生―ジェインズの理論とユウウツ・うつ病
ローマ時代からルネサンス期に至るうつ病―身体的病理を連想させたメランコリー
メランコリーから躁うつ病へ―クレペリンの登場
現代的うつ病概念の完成―「双極か単極か」「内因か外因か」
操作的診断の登場とうつ病観の変質―アメリカ流グローバル・スタンダード
操作的診断の問題点―多軸診断でうつ病を定義しうるのか
病前性格論と双極【】ペクトラム概念―躁うつ病とうつ病との関係の再考
うつ病治療の発展(1)体質論と精神療法の歴史
うつ病治療の発展(2)薬物療法の歴史
うつ病の化学―モノアミンを超えて
細胞のストレス反応とうつ病の正体―セロトニンの奥深くにあるもの
うつ病の真実は見えてきたか―歌条活動とうつ病

著者等紹介

野村総一郎[ノムラソウイチロウ]
1949年、広島県生まれ。慶應義塾大学医学部卒。藤田保健衛生大学医学部、テキサス大学、メイヨ医科大学、立川病院神経科を経て、防衛医科大学校精神科学教授。日本うつ病学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のりたま

1
鬱病とはいったい何なのかを様々な面から考えた書。古典の中の鬱病を調べるために読んだが、取り上げられているのはギリシャ悲劇など西洋のみだった。雑誌『こころの科学』の連載が元ということで後半はかなり専門的な内容だが、古代の治療法からクレペリン以降の現在の治療法に至る流れや、アロスタシスという考え方が興味深かった。鬱病と一言で言ってもこんなに曖昧なまま治療をしているのかと意外な感じがした。文章はくだけていてわかりやすい。意図していないと思うのだが、とつぜんペットのネズミの話が出てくるところなど笑える。2020/03/12

may

0
おって再読予定。2016/04/16

patt

0
うつ病や医学に関して全くの素人でも、わりと読みやすい内容でした。進化生物学から始まって、ギリシア悲劇におけるカタルシス、ローマ医学や中世の魔女狩り、更にはプラグマティズムやジェインズの理念など、様々に奥深い内容をこれだけ平易な言葉で分かりやすく整理している点で、秀逸な作品だと言えるのではないでしょうか。2009/08/06

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