内容説明
自分を虐待した養父にナイフを向けた少女は天真爛漫だった。しかしそれは脆い家族を壊すまいと身につけた必死の明るさだった。オートバイを盗んだ少年は、笑いながらご飯を食べる家を、不思議な思いで眺めていた…。調査官が描き写した、無器用でひたむきな命たち。
目次
第1章 ある家庭裁判所調査官の一日
第2章 スケッチ 家裁で出会った子どもたち
第3章 子どもとはどういう存在なのか
第4章 「少年法」を巡る問題
第5章 改正少年法をどう考えるか
第6章 これから考えていきたいこと
著者等紹介
寺尾絢彦[テラオアヤヒコ]
1939年生まれ。1962年家庭裁判所に入る。38年間の家裁調査官生活のうち35年を少年係調査官として過ごす。雑誌「世界」(岩波書店)「日本の論点2001」(文芸春秋)等に非行少年や少年法改正に反対する文章を執筆
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感想・レビュー
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honmakainaa
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字が大きくてすぐ読める。感動も不満も無念も、ありのままに記した本。「白でもなく黒でもない灰色の部分にも重要な鍵」「均衡よりも個別を」「調査官は、少年の話に耳を傾け、ともに考えながら、現時点でとりうる最善の方法を探して、裁判官に意見を提出する」2011/06/20
ひ
0
18年前のもので、法改正についての記述など古いところもあるけれど、覚えておきたい箇所もたくさんあった。このころから調査官(をはじめとする各職)の人手不足が言われているけれど、現在も定員数はほぼ変わっていない。「少年法」「少年犯罪」を語る上で世論と逆行するというか、世に出ない側の話だからなのかな。2020/12/22




