内容説明
食べたいのに食べられない、やめたいのにやめられない。「若い女性がかかる病気」と思われてきた拒食症・過食症。それが今、小学生や主婦、あるいは男性にまで拡がりつつあります。ときには命にかかわるこの病気に、ひとりで苦しんではいませんか?摂食障害に関する最新の知見を収録。
目次
第1部 摂食障害とはどういう病気か(摂食障害とは;摂食障害の生理学―精神科からのアプローチ;摂食障害の身体症状―心療内科からのアプローチ;摂食障害の再養育療法 ほか)
第2部 さまざまな摂食障害のかたち(彼女たちをとりまく世界―摂食障害とこころの環境;育児中にみられる摂食障害;外来治療で拒食症を治す;入院をくり返した女性 ほか)
著者等紹介
久保木富房[クボキトミフサ]
心身医学専門。東京大学医学部心療内科教授
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感想・レビュー
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ank
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とても参考になった。 主に拒食症を扱っているが、過食も根っこにあるものは一緒だと理解できた。 併せて、静養する意味を勘違いしていたことにも気づき、今日からとりいれている。 2014/11/10
sayanu
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2002年とちょっと古い本なので治療法としてはもっと新しく何かあると思うのだが、治療者視点で書かれているのでそちらが読みたい人や家族には良さそう。入院事例が多い。年単位での観察結果も多い。 思春期間までに親が気づかないと難治例になることが多いという記述がさらっとあった。2018/03/23