目次
第1部 統合失調症の認知療法の理論的背景(統合失調症に関する説明法;文化との関連;脆弱性とライフイベント;被暗示性の亢進;思考 ほか)
第2部 治療のプロセス(人工衛星に支配されている男性;月が落ちてくる!;仕事のストレスによる脆弱性の顕在化;思考障害への接近法;「宿無し生活とさよならできるのね!」 ほか)
第3部 今後の展望(治療効果の評価をめぐって)
著者等紹介
キングドン,デイヴィッド・G.[キングドン,デイヴィッドG.][Kingdon,David G.]
英国サウサンプトン大学精神科教授、医学博士、英国王立精神医学会会員。1984~91年、94~96年ノッティンガムシャーで精神医療に携わる。1991~94年保健省の上級医官として精神保健政策の策定にあたる。ひきつづき99年まで成人の精神保健政策に関するアドバイザーをつとめる。1996~98年ノッティンガム精神保健サービス医務局長。現在は、フランス・ストラスブールにある欧州評議会の「人権と精神医学」専門家委員会委員長もつとめる。専門は、認知療法、地域精神保健サービスおよび成人の精神保健政策
ターキングトン,ダグラス[ターキングトン,ダグラス][Turkington,Douglas]
英国ニューカースル大学精神科上級講師(リエゾン精神医学)、英国王立精神医学会会員。グラスゴー大学医学部卒後、一般家庭医(GP)としての訓練を積んだあと、1984年に精神科医となる。1991~98年ニューカースルの聖ニコラス病院で統合失調症の治療と研究にあたる。現在、週の半分は大学病院で身体科患者のリエゾン精神医療に携わり、残りの半分は統合失調症の研究に費やしている。薬物療法に抵抗性のある統合失調症患者の症状改善、認知行動療法による統合失調症の病識改善の分野で、助成金を得たいくつかのプロジェクトを指揮している
原田誠一[ハラダセイイチ]
1957年東京で生まれる。1983年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、東京都立中部総合精神保健センター、東京都立墨東病院内科、神経研究所付属晴和病院、東京逓信病院精神科、三重大学精神科勤務を経て、2002年8月から、国立精神・神経センター武蔵病院外来部長
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