内容説明
誰も知らない自閉症の世界。
目次
序章 千数百枚の連続画
第1章 自閉症の精神病理(タイムスリップ;自閉症の体験世界)
第2章 自閉症と仕事
第3章 アスペの会―高機能広汎性発達障害の諸問題
第4章 さまざまな発達障害の臨床(ダウン症の青年期退行;多動児あれこれ;二人のトゥーレット症候群;ある非行少年の記録)
第5章 発達障害児の療育(乳幼児健診と早期療育;発達障害療育における臨床医の役割)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナコ@灯れ松明の火
8
発達障害の子どもたちのせんせいとして、とても興味深かったし、子どもたちへの愛が感じとれてとても安心感を持って読めた。2010/05/13
ソーシャ
5
今はトラウマ臨床の方でも有名になりつつある杉山登志郎先生の初の単著。自らの臨床経験をうまくいかなかった例を含めて紹介しながら、神経発達症の世界へと誘ってくれる本。低年齢から青年期までの幅広い年齢が扱われており、著者が臨床で苦労した点や経験の浅いうちにぶつかる実臨床上の様々な疑問点への答えが書いてあるありがたい本です。ただ、25年前の本だということもあり、専門職の母親に仕事を辞めることを勧めたりなど時代を感じるエピソードも書いてあったり・・2026/01/22
ともぞう☆
5
やっと読了。バイブルを様な本でした。症例が多く、とてもわかり易かったです。2025/03/04
きーしゃん
5
発達障害を学ぶならば、今までの流れの中で、対象と真摯に純粋に向き合ってきた著者が書いた「発達障害の豊かな世界」杉山登志郎 著が、自分の中では一番だ。発展途上な上に、これだけトレンドになると古くさいと感じるかもしれないが、むしろ、この本に書かれていることを知らずして、根底からの理解は得られないのではなかろうかと思う。つまり、この本に書かれていることを理解していないということは、移り変わる最先端のファッションを追うだけのように思えてならない。導かれるように奇跡的に、この本に出会えてよかったと思っている。2019/02/03
asajee
5
読了まで時間がかかった。けど、中身の濃い本。発達障害の子どもに対して、世間も、ぼくも、なんと一元的な見方をしていたのだろうと、反省しながら読んだ。乳幼児の健診と、正しい見立てによる早期からの適切な療育の必要性を、痛いほど良く分かったつもり。とっても勉強になった。同時に、他の学者があまりやりたがらない分野の研究を、子ども一人一人への深い愛情を元に継続している作者に敬服。2011/05/09




