他者といる技法―コミュニケーションの社会学

他者といる技法―コミュニケーションの社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535560680
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3010

内容説明

思いやりを持ちながらかげぐちを言い、優しい自分であろうとして人を傷つけ傷つき、わかりあおうとするから一緒にいられなくなる。―私たちが気づかずに行っている「他者といる技法」を繊細に問う「コミュニケーションの社会学」。

目次

序章 問いを始める地点への問い―ふたつの「社会学」
第1章 思いやりとかげぐちの体系としての社会―存在証明の形式社会学
第2章 「私」を破壊する「私」―R・D・レインをめぐる補論
第3章 外国人は「どのような人」なのか―異質性に対処する技法
第4章 リスペクタビリティの病―中間階級・きちんとすること・他者
第5章 非難の語彙、あるいは市民社会の境界―自己啓発セミナーにかんする雑誌記事の分析
第6章 理解の過少・理解の過剰―他者といる技法のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

overture

19
『「理解」とは「わかられたい」水準まで「わかってくれない」苦しみと同様に、その水準以上に「わかられすぎる」苦しみを生むものである。おそらく「理解」とはそういうものだ。いつでも「過少」になるか「過剰」になるかしてしまう。「わかられない、ちょうどいいほどわかられる」こと、「望みどおりに理解される」ことを望むこと、この稀有を望むことを、厳しいこころをもった人々はふつう「甘え」と呼ぶのである。』2013/12/27

毒ドーナツを食べたいな

9
国民の教科書に推したい◆「相互承認」「逸脱者の排除」について書かれています◆社会生活において明文化されていないルールを順守するマジメな人たちにとって「村八分」も「いじめ」も成員にとっては合理的な行動なのだ。なぜならば、フリーライダーを徹底的に排除することが成員全体の利益につながることを(無意識的に)理解し行動に移しているにすぎないからだ。 ◆ここでいうフリーライダーとはちょっとした苦役(「思いやり」という相互承認)を放棄した人たちのことである◆関連著者:ロナルド・D・レイン2015/03/05

ブルーハート

4
独立して書かれた論文などを一冊にまとめたもので、章によっては違和感のある章もあるが(例えば第5章)、第1章、第2章、第6章は突出していて、読み応えがあった。他者といる技法とは「話し合う」ことだという筆者の結論を私なりに熟考してみたい。2017/08/08

gami

3
「わからなければならない」苦しみの呪縛にはまっていたので、肩の荷が下りた。確かにこれをこじらせると、却ってわからない人といられなくなる。もっともそうなったのも、私に「わかってもらえない」苦しみがあったからであるが。いくら対話をしても、同じ時間を過ごしても、相手の求める「わかってもらえる」に追いつけないかもしれない。今の決断は、わかる努力をしながら、わからない部分もわからないまま受け止める。わからないなりにも、相手が求めるものにアプローチ出来るはずだ。それでも相手が苦しめば、嘆こうじゃないか。2015/10/19

soto

3
とても面白い!他者といるときに誰もが感じるさまざまなことを、理解、主体・客体、コントロール可能性、ちゃんとしていること、などの概念を活用して、「透明に描いた」本。10年以上前の本なので、現在の感覚に合わない部分もあるが、提示されている図式がかなり明確なので、ものを考えるヒントとして活用できそうだ。著者の学問や他者への接し方は、とても誠実な気がする。2011/03/16

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