叢書・心理臨床の知<br> 概念の心理療法―物語から弁証法へ

叢書・心理臨床の知
概念の心理療法―物語から弁証法へ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535560628
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

目次

第1部 心理療法の基本概念(魂と概念;無意識;自我と意識;現実性;アニマ・アニムス)
第2部 感情・身体(感情;良い、悪い;罪悪感;対象喪失;身体)
第3部 治癒の概念(アイデンティティー;分裂と統合;結合;発達;心的外傷;物語)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rootstock1998

1
僕が本書を手に取ったのはほんの数週間前のことだが、なぜ読み始めたのかという問いに答えられそうにない。結果的にバラバラと読み進めていくことになった。そのような意味では僕の読書は一気に突き進めていくものと、バラバラとつなぎ合わせていくようなものの2つの仕方があるように思う。興味深い部分は、17章にある「自分は光の玉に追いかけられて恐ろしくて走っていく。走っていって洞窟の中に逃げ込んでいくが、玉は追いかけてきて恐怖で目覚める。」という友人の幼い頃の夢についての記述である。2018/03/07

tuna

0
「無意識」「現実性」「物語」、概念を反省的に捉え直し、その中で心理療法の陥穽が見抜かれ、心理療法の可能性が開かれていく。これだけ臨床心理で用いられる概念を、反省的に、本気で考え抜こうと試みた本って、他にないんじゃないかと思う。対象としての概念の理解にとどまらない、概念との向き合い方こそが、実践に必要な心理学的な意識を生むことになるという筆者の姿勢には、とても感銘を受けた。これだけは本当に多くの人に読んでもらいたい。2014/12/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/254764
  • ご注意事項