出版社内容情報
自国第一主義が台頭し、日本でも経済問題や高齢化が問題視される今、私たちは国際協力をどのように考え、実践していくべきか?
内容説明
日本のため?世界のため?あなたの答えは?―日本の国際協力の最前線で活躍する二人の…「競著」。
目次
第1章 問題提起:国際開発は国益とどう向き合うべきか?(多層な社会に属している私たち;開発援助に何を託すのか)
第2章 日本と世界のための政府開発援助(ODA)(「開発」の課題:「世界益」の推進;「外交」の課題:「国益」の推進;「開発外交」の課題:「世界益」と「国益」の同時実現;「世界益」と「国益」を両立させる具体策)
第3章 持続可能な開発目標(SDGs)の行方(SDGsとは何か?;SDGsまでの道のり:国際開発の理想と挫折;SDGsの仕組みとそれを取り巻く環境;まとめ:理想主義の10年から一国中心主義の10年へ)
第4章 日本の強みを世界に生かす発想と実践(日本の強みを世界に生かす発想;日本の強みを世界に生かす実践)
著者等紹介
紀谷昌彦[キヤマサヒコ]
1964年生まれ。1987年東京大学法学部卒、外務省入省。ケンブリッジ大学歴史学部国際関係論修士および同大学法学部国際法修士。在ナイジェリア日本国大使館、在米国日本国大使館一等書記官、在バングラデシュ日本国大使館参事官、外務省総合外交政策局国際平和協力室長、同局国連企画調整課長、防衛省地方協力局提供施設課長、在ベルギー日本国大使館公使、駐南スーダン日本国大使などを歴任し、現在、外務省国際協力局参事官、アフリカ開発会議(TICAD)担当大使、NGO担当大使
山形辰史[ヤマガタタツフミ]
1963年生まれ。1986年慶應義塾大学経済学部卒、1988年同大学大学院経済学研究科修了、アジア経済研究所(現:日本貿易振興機構アジア経済研究所)入所。ロチェスター大学経済学博士。Bangladesh Institute of Development Studies客員研究員、日本貿易振興機構アジア経済研究所開発スクール教授・事務局長などを経て、立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授、国際開発学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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