出版社内容情報
複雑な社会や日常の暮らしが、どのような仕組みで成り立っているのか、ゲーム理論で解き明かす。ゲーム理論の入門書としても。
第1部:アートとしてのゲーム理論
はじめに
第1章 ゲーム理論はアートである
アートに出会う
社会科学者になりたい
ゲーム理論のすばらしさ
ゲーム理論事始め
第2章 キュレーションのすすめ
キュレーション1|PK戦からテロ対策へ
キュレーション2|経済の秩序と繁栄とインセンティブ
キュレーション3|社会理論へのステップ
第3章 ワンコインで貧困を救う
不都合なインセンティブ
貧困救済の落とし穴
アブルー・松島メカニズムのマジック
第4章 全体主義をデザインする
全体主義に向きあう
マインド・コントロールをデザインする
「監視なき監視」の現代社会
第2部:日本のくらしをあばく
はじめに
第5章 イノベーションと文系
第6章 オークションと日本の成熟度
第7章 タブーの向こう岸
第8章 幸福の哲学
第3部:「制度の経済学」を問いただす
はじめに
第9章 「情報の非対称性」の暗い四方山話
情報の非対称性とは
逆淘汰という失敗
バブルといじめ
第10章 早いもの勝ちから遅刻厳禁へ
証券取引のしくみをあばく
フラッシュウォーズ
フラッシュ・マーケットデザイン
第11章 繰り返しゲームと感情
囚人のジレンマと繰り返しゲーム
相手の行動をモニターする
理論と現実
第12章 マーケットデザインとニッポン
日本の社会にデザインを
国民による制度設計
あとがき
注
参考文献
初出一覧
松島 斉[マツシマ ヒトシ]
著・文・その他
内容説明
ゲーム理論家が示す生きづらい社会で生きる人のための道標。
目次
第1部 アートとしてのゲーム理論(ゲーム理論はアートである;キュレーションのすすめ;ワンコインで貧困を救う;全体主義をデザインする)
第2部 日本のくらしをあばく(イノベーションと文系;タブーの向こう岸;幸福の哲学)
第3部 「制度の経済学」を問いただす(「情報の非対称性」の暗い四方山話;早いもの勝ちから遅刻厳禁へ;繰り返しゲームと感情;マーケットデザインとニッポン)
著者等紹介
松島斉[マツシマヒトシ]
1983年東京大学経済学部卒業。1988年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。筑波大学社会工学系助教授、東京大学経済学部助教授、同大学院経済学研究科助教授を経て、2002年から東京大学大学院経済学研究科教授。理論経済学では最大の国際学会であるエコノメトリック・ソサエティーの終身会員(フェロー)。専門はゲーム理論。メカニズムデザインと繰り返しゲームに主要な貢献がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夏希
おおにし
Tomoyuki Kumaoka
ケニオミ
さり