アジアの開発と地域統合―新しい国際協力を求めて

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アジアの開発と地域統合―新しい国際協力を求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535558328
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3033

出版社内容情報

アジアの経済構造変化を鑑み、従来の三位一体型国際協力(貿易・投資・援助)に地域統合推進を加えた「四本柱型国際協力」を提唱。

第1部:アジアの開発と地域統合の現状

第1章 アジアの開発の現状と課題(朽木昭文)  

1 はじめに  
2 アジアの現状と課題  
3 労働集約産業はグループA  
4 転換点を超えた中国  
5 中国、インド、ASEANで囲まれた地域「アジア成長トライアングル」  
6 結び

第2章 ASEAN の貿易の現状と課題(高橋俊樹)  

1 はじめに  
2 ASEANの財別国別輸出の推移と特徴  
3 ASEANの財別国別輸入の推移と特徴  
4 特定の財に偏重するミャンマー・カンボジアの貿易  
5 結び  

第3章 途上国の経済統合と域内経済格差(吉野文雄)  

1 はじめに  
2 理論的考察  
3 途上国の経済統合:3つの事例  
4 経済統合と多様性  
5 結び  

第4章 ODA と地域統合
四本柱国際協力(朽木昭文)    

1 はじめに  
2 構造調整プログラム(SAP)  
3 構造調整プログラムからの転換  
4 貧困削減戦略文書(PRSP)  
5 ミレニアム開発目標(MDGs)  
6 MDGsからSDGsへ  
7 世界公共財と国家公共財との違い  
8 政府開発協力大綱  
9 「三位一体型」国際協力  
10 結び  


第2部:分野別に見た国際協力と地域統合


第5章 東アジアのFTA と生産ネットワーク(助川成也)  

1 はじめに  
2 東アジアのFTAネットワークの構築  
3 ASEANのFTAを活用する日本企業  
4 結び:ASEAN生産ネットワークの強靭化に向けて  

第6章 ASEAN の地域統合と産業集積
越境フラグメンテーションの影響(春日尚雄)  

1 はじめに  
2 集積の経済と地域統合  
3 ASEAN連結性と越境交通網整備  
4 ASEANにおける産業集積形成・分散の事例  
5 ASEANにおける越境フラグメンテーションと産業集積  
6 結び  
 
第7章 大メコン圏における輸送インフラ(藤村学)  

1 はじめに  
2 経済回廊の輸送インフラ整備の費用対効果試算  
3 地方レベルのパネルデータによる経済回廊効果分析  
4 重力モデルによる輸送インフラ整備の域内貿易効果分析  
5 結び  

第8章 AIIBと中国の対外経済協力(遊川和郎)  

1 はじめに  
2 中国の対外経済協力  
3 国際開発金融の創設  
4 結び  

第9章 東アジアにおける通貨・金融協力(赤羽裕)  

1 はじめに  
2 ASEAN+3による通貨・金融協力の概観  
3 「国際協力」の視点から観た通貨・金融協力の役割  
4 日本の視点から考える展望  
5 結び  

第10章 カンボジアのアクレダ銀行
リージョナルバンクへの可能性(大木博巳)  

1 はじめに:アクレダ銀行について  
2 時は金なり  
3 NGOから商業銀行への転換  
4 マイクロビジネスローンから中小企業ビジネスローンへ  
5 「メコン地域におけるリージョナルバンクへの飛躍  
6 結び  

第3部:アジアにおける地域統合のあり方

第11章 ASEAN 経済共同体と開発(清水一史)  

1 はじめに  
2 ASEAN域内経済協力の展開とAEC  
3 世界金融危機後のASEANと東アジア  
4 2015年末のAEC実現と東アジア  
5 AEC の意義と日本ASEAN協力  
6 結び  

第12章 日中韓FTAの可能性
中韓FTAの妥結内容から見た考察(高安雄一)  

1 はじめに  
2 中韓FTAによる物品貿易の自由化  
3 韓国側の自由化除外品目  
4 中国側の自由化除外品目  
5 両国の自由化除外品目  
6 中韓FTAから見た日中韓FTAの可能性  
7 結び  

第13章 インドの開発と地域統合(吉竹広次)  

1 はじめに  
2 インドの開発  
3 インドと南アジアの経済統合:SAARC・SAFTA  
4 インド・南アジアと東アジア  
5 コネクティビティとインド・ASEAN の経済統合プロジェクト  
6 結び  

第14章 RCEP の新たな課題(石川幸一)  

1 はじめに  
2 ASEANが中心となる東アジアの広域FTA  
3 何を交渉しているのか  
4 RCEPの意義とは何か  
5 RCEP の課題  
6 結び  

第15章 FTAAP への道
APECの課題(馬田啓一)  

1 はじめに  
2 APEC自由化を巡る確執  
3 APECはなぜジレンマに陥ったのか  
4 APECの役割は終わらない  
5 APEC の新たな争点:FTAAP構想をめぐる角逐  
6 結び:APECの気になる将来像  

第4部:総括と政策提言

第16章 アジアの開発と地域統合
新たな国際協力を求めて(朽木昭文・馬田啓一・石川幸一)  

1 はじめに  
2 転換期の日本の国際協力:四本柱型国際協力の意義  
3 開発途上国はなぜ地域統合に参加するのか  
4 21世紀型貿易とメガFTAの潮流  
5 結び

【著者紹介】
日本大学生物資源科学部教授

内容説明

メガFTA時代、新たな日本の戦略とは?TPP、ASEAN経済共同体、RCEP…アジア地域統合への積極的な支援こそ、日本企業のサプライチェーンと競争力を強化する。最新のFTA動向と開発戦略を分析!

目次

第1部 アジアの開発と地域統合の現状(アジアの開発の現状と課題;ASEANの貿易の現状と課題;途上国の経済統合と域内経済格差;ODAと地域等具―四本柱型国際協力)
第2部 分野別に見た国際協力と地域統合(東アジアのFTAと生産ネットワーク;ASEANの地域統合と産業集積―越境フラグメンテーションの影響;大メコン圏における輸送インフラ;AIIBと中国の対外経済協力;東アジアにおける通貨・金融協力;カンボジアのアクレダ銀行―リージョナルバンクへの可能性)
第3部 アジアにおける地域統合のあり方(ASEAN経済共同体と開発;日中韓FTAの可能性―中韓FTAの妥結内容から見た考察;インドの開発と地域統合;RCEPの新たな課題;FTAAPへの道―APECの課題)
第4部 総括と政策提言(アジアの開発と地域統合―新たな国際協力を求めて)

著者等紹介

朽木昭文[クチキアキフミ]
1949年生まれ。京都大学農学部博士課程修了。博士(農学)。アジア経済研究所入所後、ペンシルベニア大学客員研究員、国際協力銀行参事、世界銀行上級エコノミスト、東京大学特任教授等を経て、日本大学生物資源科学部教授

馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。杏林大学総合政策学部・大学院国際協力研究科教授を経て、杏林大学客員教授。国際貿易投資研究所理事・客員研究員

石川幸一[イシカワコウイチ]
1949年生まれ。東京外国語大学外国語学科卒業。ジェトロ国際経済課長、国際貿易投資研究所研究主幹等を経て、亜細亜大学アジア研究所所長・教授。国際貿易投資研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろちゃん

0
地域統合による国際協力の必要性を感じた2016/02/16

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