震災復興の政治経済学―津波被災と原発危機の分離と交錯

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535558298
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C3033

出版社内容情報

震災復興で過大な、原発危機対応で過小な政策的な構えがもたらした巨大な無駄と無責任を問いながら、合理的政策の可能性を追求。

【著者紹介】
一橋大学大学院経済学研究科教授

内容説明

震災復興で過大な原発危機対応で過小な政策的構えがもたらした無駄と無責任を問う。

目次

発災後数カ月で拙速に決めてしまったこと(震災復興政策;原発危機対応)
なぜ、私たちは震災復興政策を大きく構えすぎたのか
なぜ、私たちは原発危機対応を小さく構えすぎたのか
「東北の復興なくして日本の再生なし」とは(考慮されなかった震災前の社会経済;曲解されたマクロ経済環境)
福島第一原発事故とは何だったのか
震災復興と国政―「復興の加速」の内実
原発危機と国政―「福島の復興なくして日本の再生なし」の乱用
震災復興政策と原発危機対応に関する経済学的な論点

著者等紹介

齊藤誠[サイトウマコト]
1960年愛知県生まれ。京都大学経済学部卒。マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。住友信託銀行調査部、ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部助教授などを経て、一橋大学大学院経済学研究科教授。2007年に日本経済学会・石川賞、2010年に全国銀行学術研究振興財団賞を受賞。2014年春、紫綬褒章受章。著書『金融技術の使い方・考え方』(有斐閣、2001年日経・経済図書文化賞)、『資産価格とマクロ経済学』(日本経済新聞出版社、2008年毎日新聞社エコノミスト賞)、『原発危機の経済学』(日本評論社、2012年石橋湛山賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

40
復興政策は実態よりも過剰な内閣府の見通しで予算が膨らみ過ぎた。阪神大震災をモデルにして試算したため。原発危機対応は東電に無限責任を負わせ、国は資金繰り支援という過小な構えになった。被害者救済の全責任が政府に来るのを恐れたため。政策は一度決めると、たとえ誤っていても見直さない、という日本政府の愚かさを糾弾する骨太の硬派本でした。2016/02/28

まると

13
震災後、拙速に立案された復興策は、津波災害には大きく、原発事故には小さく構え過ぎていたと数値を示しながら指摘している。実態に見合った復興計画を立てるべきだというのは至極ごもっとも。国民目線を気にして借金を積み上げて税金をじゃぶじゃぶとつぎ込む政治への批判は、コロナ禍にも通じる冷静な視点ではあります。ただ、あのすさまじい被災状況を見せつけられたら、時の政権が大きく構えるのも致し方なかったのでは。さらに、あの東電のひどい体質を見せつけられたら、公的資金を正面からつぎ込みたくなくなるのも当然だったようにも思う。2021/03/04

koji

5
図書館の期限により第4章117頁まで。本書の主題は、①津波被害の政策の過剰、②原発危機における政策の不徹底が、問題解決の方向性を大きく捻じ曲げたことを緻密に検証することです。この教訓は、日々の難題への対応力<証拠を積み上げ、認知バイアスを避け意思決定すること>を高める貴重な示唆を与えてくれました。またエピローグで書かれていた「公的な精神の欠如」は、日本の本質を突く問題意識を感じました。引用された「近代日本の公と私、官と民」(猪木武徳他)は重要文献です。(感想を変えました。前にナイスを頂いた方すみません。)2016/04/03

ミッキー

2
知らなくてはいけないことがあるということを再認識。書中にもあるが、知ろうという姿勢を持つことが公共に繋がるのではないか。正直、知らなかった自分も情けないが、情動で事を進める世の中のあり方に注意したいと思いました。2016/05/01

逍遥遊

1
32-20160224-14 表題と内容が一致していませんでした。東京電力福島原発の事故詳細レポートと財政政策についてです。一般読者向けにとはなっていますが・・・ 2016/02/24

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