出版社内容情報
震災復興で過大な、原発危機対応で過小な政策的な構えがもたらした巨大な無駄と無責任を問いながら、合理的政策の可能性を追求。
【著者紹介】
一橋大学大学院経済学研究科教授
内容説明
震災復興で過大な原発危機対応で過小な政策的構えがもたらした無駄と無責任を問う。
目次
発災後数カ月で拙速に決めてしまったこと(震災復興政策;原発危機対応)
なぜ、私たちは震災復興政策を大きく構えすぎたのか
なぜ、私たちは原発危機対応を小さく構えすぎたのか
「東北の復興なくして日本の再生なし」とは(考慮されなかった震災前の社会経済;曲解されたマクロ経済環境)
福島第一原発事故とは何だったのか
震災復興と国政―「復興の加速」の内実
原発危機と国政―「福島の復興なくして日本の再生なし」の乱用
震災復興政策と原発危機対応に関する経済学的な論点
著者等紹介
齊藤誠[サイトウマコト]
1960年愛知県生まれ。京都大学経済学部卒。マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。住友信託銀行調査部、ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部助教授などを経て、一橋大学大学院経済学研究科教授。2007年に日本経済学会・石川賞、2010年に全国銀行学術研究振興財団賞を受賞。2014年春、紫綬褒章受章。著書『金融技術の使い方・考え方』(有斐閣、2001年日経・経済図書文化賞)、『資産価格とマクロ経済学』(日本経済新聞出版社、2008年毎日新聞社エコノミスト賞)、『原発危機の経済学』(日本評論社、2012年石橋湛山賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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