非正規公務員の現在―深化する格差

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非正規公務員の現在―深化する格差

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535558243
  • NDC分類 318.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

質量ともに深化する非正規公務員問題を、公務員制度史、ジェンダー論、労働法等の観点から解明し、解決の処方箋を提示する。

第1章 急増する非正規公務員の実態
第2章 非正規公務員増加の三類型
第3章 非正規公務員と「ブラック自治体」の実像
第4章 見えない存在としての非正規公務員
第5章 非正規公務員と間接差別
第6章 常勤的非常勤職員の正規職員化――一九六〇年前後の定員・定数化措置
第7章 特別職非常勤職員という任用の形式の発見
第8章 非正規公務員と任用の法的性質
第9章 非正規公務員への退職手当の支給
第10章 非正規公務員の権利救済の仕組み――労働諸法の適用問題

【著者紹介】
地方自治総合研究所研究員

内容説明

「ブラック自治体」の実像。増加する非正規公務員を取り巻く深刻な格差・無権利状態を検証し、処遇改善への方途を明らかにする。

目次

第1部 非正規公務員の現在(急増する非正規公務員の実態;非正規公務員増加の三類型;非正規公務員と「ブラック自治体」の実像;見えない存在としての非正規公務員;非正規公務員と間接差別)
第2部 歴史の中の非正規公務員(常勤的非常勤職員の正規職員化―一九六〇年前後の定員・定数化措置;特別職非常勤職員という任用の形式の発見;非正規公務員と任用の法的性質)
第3部 非正規公務員の権利・応用編(非正規公務員への退職手当の支給;非正規公務員の権利救済の仕組み―労働諸法の適用問題)

著者等紹介

上林陽治[カンバヤシヨウジ]
1960年東京都に生まれる。1985年國學院大學大学院経済学研究科博士課程(修士)修了。現在、公益財団法人地方自治総合研究所研究員(2007年~)。NPO法人官製ワーキングプア研究会理事(2012年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

27
官制ワーキングプアとも言われる非正規公務員。その数は増加している。しかし非正規公務員は増加しても人件費は増えない。なぜなら物件費という費目に計上されるからである。本著は①雇用格差②処遇格差③情報格差④権利救済格差を整理して論じられている。正規と非正規の格差は大きく、それが正規の処遇をも引き下げる役割を果たしている。また「全体の奉仕者」としての公務労働や公務員のあり方を非正規問題から考えることも重要だと思う。本著は正規と非正規との連帯のあり方までは論じられていないが、非正規公務員の実像を知る良書である。2016/01/18

koji

8
仕事読みです。公務員の定員問題は、「定員外職員の定員化」により昭和36、37年に76千人が定員化されたことで山を越えました。また地方公務員には、「法の谷間の存在」と言われる特別職非常勤職員がいます。これらの事実は寡聞にして知りませんでした。唯地公体の非正規60万人は容易に解消されるものではなく、2百万円以下のワーキングプアを大量に排出している公務員こそ格差の温床です。更に問題は正規職員と遜色ない仕事をさせる現場の実態であり、これこそ「同一労働同一賃金」がターゲットにすべき問題と思います。納得がいきました。2016/02/28

まゆまゆ

8
臨時・非正規の身分で働く公務員が2012年の時点で3人に1人、しかも正規職員よりも非正規職員の方が割合が高い自治体もあるということに驚き。常勤的非常勤職員なんて意味のよくわからない名前の職員もいる(笑)公務員バッシングがこういった官製ワーキングプアをつくりだしたのかと思うと考えるなぁ……2016/01/27

nori

6
A book for specialists of employment using many statistics. It should be useful for them but not for me. I realized part time worker issues existed in public sector. However, if wages for them are increased, tax should be raised. Is it better solution?2016/04/04

wasabi

4
定数と人件費を上っ面で削減し、各種保険制度の事業主負担を逃れるために、短時間労働なり小間切れ任期なりの臨時や嘱託職員といった非正規公務員で溢れる地方自治体。ワーキングプアを生み出す「ブラック自治体」ねぇ。60年にわたる是正の取り組みと判例、そして近年再び悪化する一方の自治体雇用の実態を認識する。昇給なし、ボーナスなし、通勤手当なしで、正規職員と同等の業務に従事する者あり。まあ「最小の経費で最大の効果を挙げる」って、そんな虫のいい要求が高まるほどに犠牲を伴う。定年退職者の再任用による状況変化も知りたい。2016/04/28

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