出版社内容情報
自然資源の保全と利用について、シンプルで説得力のある経済原理を用いて分析手法を解説する。資源とエネルギーの分野の入門書。
第1部 はじめに
第1章 自然資源経済学の重要課題
第2章 自然資源と経済
第2部 基本的考え方
第3章 支払意志額/需要
第4章 費用/供給
第5章 効率性と持続可能性
第3部 一般的な自然資源問題
第6章 市場と効率性
第7章自然資源に対する公共政策
第4部 自然資源の分析
第8章 分析の基本原則
第9章 自然資源の評価
第10章 鉱物経済学
第11章 エネルギー
第12章 森林の経済学
第13章 海洋資源
第14章 野外レクリエーションの経済学
第15章 野生動物管理の経済学
第16章 生物多様性
バリー・C・フィールド[バリー シー フィールド]
マサチューセッツ大学教授
庄子 康[ショウジ ヤスシ]
北海道大学大学院准教授
栗山浩一[クリヤマ コウイチ]
京都大学大学院教授
柘植隆宏[ツゲ タカヒロ]
甲南大学准教授
内容説明
身近な自然環境や自然資源を例に経済学を学ぼう。農林水産業やエネルギー・鉱物資源開発、自然公園や都市公園の管理、野生生物管理、生物多様性の保護に経済学の基本的な考え方をどう活かすか。
目次
第1部 はじめに(自然資源経済学の重要課題;自然資源と経済)
第2部 基本的考え方(支払意志額/需要;費用/供給;効率性と持続可能性)
第3部 一般的な自然資源問題(市場と効率性;自然資源に対する公共政策)
第4部 自然資源の分析(分析の基本原則;自然資源の評価)
第5部 自然資源の問題への適用(鉱物経済学;エネルギー;森林の経済学;海洋資源;農業の経済学;野外レクリエーションの経済学;野生生物管理の経済学;生物多様性の保護の経済学)
著者等紹介
フィールド,バリー・C.[フィールド,バリーC.] [Field,Barry C.]
マサチューセッツ大学アマースト校で資源経済学を担当している。かつてはマイアミ大学およびジョージ・ワシントン大学でも教鞭を執っている。コーネル大学から学士および修士号を受けて、カリフォルニア大学バークレー校より博士号を受けている。マサチューセッツ大学では、長年、あらゆるレベルの学生に資源経済学を講義しており、学部レベルでの資源経済学および環境経済学の専攻を設けることにも尽力してきた。またフィールド教授は資源経済学や環境経済学分野において多くの論文も執筆している
庄子康[ショウジヤスシ]
博士(農学)。1973年宮城県生まれ。1997年北海道大学農学部森林科学科卒業。1999年北海道大学大学院農学研究科林学専攻修士課程修了。2000年日本学術振興会特別研究員DC2。2002年北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻博士後期課程修了。2003年日本学術振興会特別研究員PD。2005年北海道大学大学院農学研究科森林政策学分野助手。2007年北海道大学大学院農学研究院森林政策学研究室助教を経て、北海道大学大学院農学研究院森林政策学研究室准教授
柘植隆宏[ツゲタカヒロ]
博士(経済学)。1976年奈良県生まれ。1998年同志社大学経済学部卒業。2000年神戸大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了。2003年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。高崎経済大学地域政策学部講師。2007年甲南大学経済学部准教授を経て、甲南大学経済学部教授
栗山浩一[クリヤマコウイチ]
博士(農学)。1967年大阪府生まれ。1992年京都大学農学部農林経済学科卒業。1994年京都大学大学院農学研究科農林経済学専攻修士課程修了。北海道大学農学部森林科学科助手。1999年早稲田大学政治経済学部専任講師。2001年早稲田大学政治経済学部助教授。2004年早稲田大学政治経済学術院助教授。2006年早稲田大学政治経済学術院教授を経て、京都大学農学研究科生物資源経済学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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