出版社内容情報
グローバル化のなかで、国際的階層の底辺にある国々が女性家事労働者の輸出国となっている。その実態を実証的に分析する。
序 章 はじめに
第1章 アジア諸国の国際労働移動の現状と展望
1 はじめに
2 アジアの国際労働移動の経験
3 アジア域内における国際労働移動の問題点
4 むすび
第2章 労働移動と経済発展に関する理論的サーベイ
1 はじめに
2 マクロレベルの分析アプローチ
3 ミクロレベルの分析アプローチ
4 経済学的アプローチの残された課題
5 むすび
第3章 研究の概念的枠組みと調査手法
1 はじめに
2 歴史、概念、定義
3 調査手法
4 シンハラ社会における女性の地位
5 むすび
第4章 労働移動と経済発展――スリランカの経験に関する実証分析
1 はじめに
2 経済発展と海外雇用政策
3 労働移動と女性労働者の経済発展に対する役割
4 労働移動と社会的問題
5 むすび
第5章 海外出稼ぎ女性家事労働者の経済的・社会的背景――ハンバントタ県の実態調査
1 はじめに
2 回答者――女性の特徴
3 女性家事労働者の世帯の社会経済状況分析
4 女性の海外出稼ぎ再参入の意思と社会経済的状況の関連性
5 女性出稼ぎ労働者たちの背景と問題点
6 むすび
補論
1 女性の海外出稼ぎ再参入の意思、ライフコース、経済社会ステイタス
2 女性の海外出稼ぎ再参入の意思と貧困
3 女性の海外出稼ぎ再参入の意思と家計支出
第6章 海外出稼ぎ女性家事労働者の経済的便益――ハンバントタ県の実態調査
1 はじめに
2 海外送金の効果
3 住居と生活環境の改善
4 子供の教育レベル
5 海外出稼ぎで得た経験と学び
6 むすび
第7章 海外出稼ぎ女性家事労働者の社会的費用――ハンバントタ県の実態調査
1 はじめに
2 出国前の社会的費用
3 渡航先での社会的費用
4 出国前における社会的費用
5 むすび
終 章 総括と展望
付録
【著者紹介】
佐賀大学経済学部客員研究員・非常勤講師
目次
第1章 アジアの国際労働移動
第2章 労働移動と経済発展に関する理論的サーベイ
第3章 研究の概念的枠組みと調査手法
第4章 労働移動と経済発展―スリランカの経験に関する実証分析
第5章 海外出稼ぎ女性家事労働者の経済的・社会的背景―ハンバントタ県の実態調査
第6章 海外出稼ぎ女性家事労働者の経済的便益―ハンバントタ県での実態調査
第7章 海外出稼ぎ女性家事労働者の社会的費用―ハンバントタ県での実態調査
終章 総括と展望
著者等紹介
鹿毛理恵[カゲリエ]
1974年福岡県生れ。佐賀大学経済学部客員研究員/非常勤講師。佐賀大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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