出版社内容情報
行動経済学という新たな学問分野の成果に基づき、バブルの生成・成熟・崩壊の仕組みを明らかにする。非専門家向けの啓蒙書。
訳者まえがき
ペーパーバック版の序文
謝辞
第1章 序論
第2章 住宅供給の歴史
第3章 バブルは災いのもと
第4章 不動産神話
第5章 ありとあらゆる緊急救済策
第6章 金融民主主義の可能性
第7章 エピローグ
解題
補論
【著者紹介】
イェール大学教授
目次
第1章 序論
第2章 住宅供給の歴史
第3章 バブルは災いのもと
第4章 不動産神話
第5章 ありとあらゆる緊急救済策
第6章 金融民主主義の可能性
第7章 エピローグ
著者等紹介
シラー,ロバート・J.[シラー,ロバートJ.] [Shiller,Robert J.]
1946年生まれ。1972年マサチューセッツ工科大学で経済学博士号を取得。イェール大学経済学部教授。専攻は金融経済学、行動経済学。「資産価格の実証分析」で2013年ノーベル経済学賞を受賞
黒坂佳央[クロサカヨシオウ]
1949年生まれ。1975年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得済退学。経済学修士。武蔵大学経済学部教授。専攻はマクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
37
一般的なバブルというよりも2007年にアメリカで問題となったサブプライム問題を分析して、その再来を防止するための施策が述べられています。とくに第6章の金融民主主義の可能性というところでいくつか提案を行っています。また訳者が書かれた解題と補論が特に参考となりました。補論はサブプライムというものがどのようなものか基本的な理解には必要だと思いました。2015/05/09
Francis
10
4年間積読していた本。バブルとあるが、主に住宅バブルの防止策について論じている。「バブルは災のもと」との認識のもとにどうしたらバブルは防げるか、様々なアイデアを提示。中には実現不可能そうなものもかなりあるのだが、これは実現したほうが良い、と思えるものもある。金融というと顔をしかめる人がかなり多いが、良き金融は良き経済につながるうるのだ、と言うことを認識した。2019/05/29
はっちゃん
2
表題にはバブルとありますが、具体的にはサブプライム危機の発生の経過とその対応についての著書。 実際に読んでみると、住宅ローンの歴史が実はかなり興味深く、1890年までさかのぼって住宅価格のデータを整備して現代に至るまで見渡しているのが圧巻。いかに2006年のピーク時の住宅価格が異常に跳ね上がっているか明確に示しています。 金融民主主義の話は相互扶助型金融でもますます課題になるかと。2017/01/08
Kenji Ogawa
0
ソロスの再帰性理論と同じ考え方を持っているが、金融に対する規制ではない前向きな提案に感服する。2016/03/21
Sadahiro Kitagawa
0
具体的なバブルの防ぎ方なのようなことも書かれていたけれどいまいちピンとくるものではなかった。 タイトルは『正しいバブルの防ぎ方』だけど、原題はそもそも“The Subprime Solution”なんで、バブルの防ぎ方というのとは少し違うし、当時アメリカにいないとわからないニュアンスのようなものもあると思う。 2021/07/30
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