CSR新時代の競争戦略―ISO26000活用術

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CSR新時代の競争戦略―ISO26000活用術

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535557673
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ISO26000策定以降の、各企業・組織の取り組み例を紹介しつCSR上でISO26000の有用性を示す。

はじめに CSR新時代におけるチャレンジ……伊藤園のISO26000本格導入 
1.東京スカイツリーはCSR?……CSR新時代  
2.身近な「共有価値の創造」  
3.CSRとは何か、ISO26000とは何か  
4.CSR新時代へ  
5.ポーター賞受賞・伊藤園のチャレンジ  
6.本書の構成
  

序章 今、企業に何が求められているか:
ヒット商品・サービスの事例で読み解く“本業でCSR”  
1.ヒット商品番付はCSRのオンパレード……東京スカイツリーもアクアも  
2.新たな社会課題への対応  
3.9.11と3.11  
4.ISO26000による本業CSR……今、企業に求められていること  


第1章 なぜ今CSRなのか  
1.社会的責任の定義ができた  
 (1) 社会的責任の「定義」  
 (2) 社会的責任の特徴  
     コラム 4文字カタカナのマジック  
2.社会的責任の歴史及び日米欧の違い  
 (1) 社会的責任の歴史  
 (2) グローバリゼーションと社会的責任の高まり  
     コラム 節目の年 2001年  
 (3) 社会的責任の日米欧の違い  
     コラム LIVE AIDとLIVE 8  
3.なぜISO26000なのか  
 (1) なぜISO26000を活用するのか  
 (2) ISO26000の基本的性格  
 (3) ISO26000の適用対象・範囲・活用方法  
4.ISO26000の体系……社会的責任の7つの原則と、7つの中核主題及び課題  
 (1) 重要な7つの原則と7つの中核主題  
 (2) 7つの原則  
 (3) 7つの中核主題及び課題  
 (4) 7つの中核主題の相互関係  
5.なぜ今CSRか……企業にとってのCSRのメリット  
 (1) 企業にとってのCSRのメリット  
 (2) まとめ:今こそCSR  


第2章 CSRとCSVによる二刀流の経営戦略  
1.CSRとCSV  
 (1) マイケル・ポーターのCSV……共有価値の創造  
 (2) CSVとCSRの比較  
 (3) CSVの3つの側面  
2.本業CSRとCSVを組み合わせた戦略的経営  
 (1) 身近にある「共有価値創造」のうねり  
 (2) 前提となる本格的なグローバル化への対応  
     コラム TPPとCSR  
 (3) まとめ:ISO26000とCSVの組み合わせで戦略的経営へ  
     コラム CSRよりもCSVのほうが言葉としてクール  


第3章 みんなで学ぶ時代……持続可能な開発のための教育(ESD)  
1.持続可能な開発のための教育(ESD)  
 (1) なぜESDか  
 (2) ESDの意味  
2.ESDをめぐる現状と課題  
 (1) 現状と問題点  
     コラム ESDの置かれた不思議な現状  
 (2) ESDへの理解を進めるために  
 (3) 企業における取り組み  
 (4) 環境教育等促進法の活用  
3.ESDとCSRの連携―みんなで学ぶ  
 (1) パートナーシップとESD  
 (2) まとめ:ESDとCSRによる人づくり、コミュニティづくり  


第4章 伊藤園の経営理念とISO26000の導入  
1.伊藤園の経営理念とイノベーションの歴史  
 (1) 伊藤園の経営理念……ユニークな戦略  
 (2) 伊藤園のビジネスモデル  
 (3) イノベーションと市場創造の歴史  
 (4) ポーター賞の受賞  
     コラム 商標・デザインという知的財産とCSR  
2.伊藤園のCSR:ISO26000の導入  
 (1) ISO26000の経営への組み込み  
 (2) 伊藤園のCSRの特色  


第5章 伊藤園のISO26000活用術……バリューチェーンとコミュニティでの共有価値の創造  
1.伊藤園のISO26000活用術(1)……バリューチェーンでの共有価値の創造  
 (1) 原料段階:ISO26000「コミュニティ課題」に該当  
 (2) 製造段階:ISO26000「消費者課題」「環境」に該当  
     コラム 再び「もったいない」精神  
 (3) 販売段階:ISO26000「環境」「コミュニティ課題」「人権」に該当  
 (4) 消費段階:ISO26000「消費者課題」「コミュニティ課題」に該当  
     コラム「いいね!」、「なるほど!」、「またね!」  
2.伊藤園のISO26000活用術(2)……本業を活用したコミュニティへの参画  
 (1) 災害対応型自動販売機の導入  
 (2) 「人にやさしい」自動販売機  
 (3) 本業スキルを活用した被災地支援「お茶っこ会」  
3.まとめ:伊藤園と社会との関係強化と「共有価値の創造」  


第6章 CSRの企業内への浸透と、関係者との連携・協働……ISO26000の導入・活用方法  
1.ISO26000によるCSRの企業内への浸透  
 (1) ISO26000の導入手順  
 (2) 伊藤園の導入事例  
 (3) ISO26000導入の各ステップ  
2.関係者との連携・協働  
 (1) ステークホルダーエンゲージメント  
 (2) ステークホルダーエンゲージメントの5W1H  
     コラム 日本語訳が難しい「ステークホルダーエンゲージメント」  

第7章 コミュニケーションとパートナーシップ……「顔の見える企業」へ  
1.CSRに関するコミュニケーション  
 (1) CSRコミュニケーションの効果と情報の要件  
 (2) CSRコミュニケーションの種類と事例  
     コラム シンポジウムの効用  
2.CSRに関する信頼性の向上  
 (1) 信頼性向上の方法  
 (2) 社会的責任に関する報告及び主張の信頼性向上  
3.企業のCSR評価とCSR情報の発信  
 (1) CSRによる企業の評価向上とその計測方法  
 (2) CSRで「顔の見える企業」へ  
 (3) プレゼンテーションスキルの重要性  
4.さまざまなステークホルダー  
 (1) ISO26000の柔軟性……社会的責任(SR)の時代  
     コラム 企業とNPOのパートナーシップ支援事業(神奈川県) 
 (2) さまざまなステークホルダーの特質  
 (3) 企業のパートナーとして期待されるNPO  
5.パートナーシップの時代とISO26000  
 (1) パートナーシップの時代  
     コラム 国有林野の管理  
 (2) まとめ:パートナーシップ時代のISO26000の活用  


第8章 7つの中核主題に関する手引と事例  

1.組織統治  
 (1) 組織統治はすべての基本  
 (2) 組織統治のしくみ  
 (3) 効果的な組織統治のポイント  
 (4) 企業統治(コーポレート・ガバナンス)  
2.人権  
 (1) 今なぜ人権か  
 (2) 基本的な考え方  
 (3) 人権に関する課題(総説)  
 (4) 人権とその他の中核主題の関係  
 (5) 人権に関する課題(各論)
 (6) まとめ:これからの人権への対応  
3.労働慣行  
 (1) 中核主題:労働慣行の特徴と体系  
 (2) 労働慣行に関する基本的事項  
 (3) ISO26000の労働慣行の企業における活用  
 (4)「ディーセント・ワーク」と「ワーク・ライフ・バランス」  
 (5) 労働者の多様性(ダイバーシティ)  
 (6) まとめ:日本企業の労働慣行課題  
4.環境  
 (1) 中核主題:環境の体系  
 (2) 環境を理解する基本概念:サステナビリティ(持続可能性)  
 (3) 組織と環境、環境と社会的責任  
 (4) 原則及び考慮点  
 (5) 「所有から利用へ」というCSV  
     コラム パリの自転車シェアリング、ヴェリブ
 (6) 環境に関する課題の解説  
     コラム 日本の地球温暖化対策は化石化したのか  
 (7) 「生態系サービス」といえば「生物多様性」がわかる!  
     コラム 「かおり風景100選」とクールジャパン  
     コラム 「SATOYAMAイニシアティブ」  
 (8) まとめ:中核主題:環境の企業における活用  
5.公正な事業慣行  
 (1) 公正な事業慣行の特色  
 (2) 公正な事業慣行に関する課題  
 (3) さまざまな調達リスク回避のための「CSR調達」  
 (4)「紛争鉱物」……CSR調達の重要な新課題  
 (5) まとめ:OECDの「多国籍企業行動指針」も参考に  
6.消費者課題  
 (1) 消費者の権利と消費者課題  
 (2) 日本における消費者課題の歴史と動向  
     コラム PL法の制定にみる米国と日本の消費者意識の違い  
     コラム 食品表示の一元化に思う  
 (3) 新たな消費者像を求めて  
 (4) CSとES、インナーブランディング  
 (5) まとめ:「社会的責任購入」と「消費者市民社会」の形成  
7.コミュニティへの参画及びコミュニティの発展  
 (1) 中核主題:コミュニティ課題の体系  
 (2) 中核主題:コミュニティ課題の概要  
 (3) 本業活用によるコミュニティへの参画  
 (4) コミュニティへの参画及びコミュニティの発展の7つの課題  
 (5) ISO26000のコミュニティ活性化への応用  
     コラム 注目されるロケ地、渋谷  
     コラム ミシュラン 旅行ガイド製作という本業関連CSR  
     コラム フランスの街づくりとアメリカの街づくり  
 (6) まとめ:「コミュニティCSR」の時代へ  


終章 「“トリプルS”のCSR」の提唱  
1.7つの中核主題にみる新潮流  
 (1) 持続可能性の実現に向けての新潮流  
 (2) 意識せざるESD  
 (3) 「学際的」学会の意義ある活動  
 (4) 大学の活動  
2.身近なCSV  
 (1) コミュニティ課題  
 (2) 震災の経験  
 (3) 「コミュニティCSR」の時代  
 (4) 「プラットフォーム」形成促進行政  
 (5) パートナーシップの時代……共有価値の創造へ  
3.グローバル化時代のCSR  
 (1) 世界で打ち勝つためには  
 (2) グローバル化の中での多様性の推進  
 (3) バリューチェーンのリスクに備える  
 (4) クールジャパンの世界への発信
     ……伊藤園の「世界のティーカンパニー」へのチャレンジ  
 (5) 世界に打って出る  
4.「“トリプルS”のCSR」の提唱  

おわりに CSR新時代へ……人と人とのつながり  
1.人と人とのつながり  
2.3つの広がりによるCSR 
 

参考文献 
索引

【著者紹介】
株式会社伊藤園取締役CSR推進部長

内容説明

行政経験も踏まえて筆者が語る「パートナーシップ時代」のCSV(共有価値の創造)。企業をはじめ、行政・NPO・大学・消費者・メディアなど幅広い関係者の必携書。

目次

序章 今、企業に何が求められているか―ヒット商品・サービスの事例で読み解く“本業でCSR”
第1章 なぜ今CSRなのか
第2章 CSRとCSVによる二刀流の経営戦略
第3章 みんなで学ぶ時代―持続可能な開発のための教育(ESD)
第4章 伊藤園の経営理念とISO26000の導入
第5章 伊藤園のISO26000活用術―バリューチェーンとコミュニティでの共有価値の創造
第6章 CSRの企業内への浸透と、関係者との連携・協働―ISO26000の導入・活用方法
第7章 コミュニケーションとパートナーシップ―「顔の見える企業」へ
第8章 7つの中核主題に関する手引と事例
終章 「“トリプルS”のCSR」の提唱

著者等紹介

笹谷秀光[ササヤヒデミツ]
株式会社伊藤園取締役・CSR推進部長。1953年生まれ。1976年東京大学法学部卒業。1977年農林省(現農林水産省)入省。人事院研修で1981‐83年フランス留学、外務省出向(1987‐90年在米国日本大使館一等書記官)。農林水産省にて、中山間地域活性化対策、牛乳乳製品対策、食品流通対策、国際経済交渉などを担当。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社。2010年より取締役。2012年5月よりCSR推進部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。