最低賃金改革―日本の働き方をいかに変えるか

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535557000
  • NDC分類 366.44
  • Cコード C3033

内容説明

最低賃金を引き上げるべきか?雇用への影響は?貧困対策として有効か?日本の最低賃金のあり方について正面から政策提言を行う。

目次

第1章 最低賃金の労働市場・経済への影響―諸外国の研究から得られる鳥瞰図的な視点
第2章 最低賃金と若年雇用―2007年最低賃金法改正の影響
第3章 最低賃金が企業の資源配分の効率性に与える影響
第4章 最低賃金と地域間格差―実質賃金と企業収益の分析
第5章 最低賃金と労働者の「やる気」―経済実験によるアプローチ
第6章 最低賃金の決定過程と生活保護基準の検証
第7章 最低賃金と貧困対策

著者等紹介

大竹文雄[オオタケフミオ]
大阪大学社会経済研究所教授。1961年、京都府に生まれる。京都大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、大阪大学博士(経済学)。大阪大学社会経済研究所助教授を経て、2001年より現職。主な著作物『日本の不平等』(日本経済新聞社、2005年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞、日本学士院賞受賞)、『格差と希望:誰が損しているか?』(筑摩書房、2008年、都市住宅学会賞著作賞受賞)ほか

川口大司[カワグチダイジ]
一橋大学大学院経済学研究科教授/RIETIファカルティフェロー。1994年早稲田大学政治経済学部卒業。1996年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。2002年ミシガン州立大学経済学部博士課程修了。2002年大阪大学社会経済研究所講師、2003年筑波大学社会工学系講師を経て、2005年一橋大学大学院経済学研究科准教授。2013年より現職。主な著作物『日本の外国人労働力』(共著、日本経済新聞出版社、2009年、日経・経済図書文化賞受賞)ほか

鶴光太郎[ツルコウタロウ]
慶應義塾大学大学院商学研究科教授/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー。1984年東京大学理学部卒業。オックスフォード大学大学院経済学博士号(D.Phil.)取得。1984‐1995年経済企画庁、1995‐2000年OECD経済局エコノミスト、2000‐2001年日本銀行金融研究所研究員、2001年より独立行政法人経済産業研究所(RIETI)上席研究員を経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

67
難しい本なので、要約と結論しか読んでません。ただ標準的なミクロ経済学に準拠してどの先生も、法律による最低賃金の引き上げにはネガティブ。会社の利益が伸びたときに、その伸び率を越えない程度に最低賃金を上げることがベスト。2015/10/02

ステビア

25
最低賃金の存在が雇用その他の指標に負の影響を与えることはempirically robustな事実である。2021/07/21

やまやま

1
最低賃金という価格弾力性を失わせる制度は経済合理性が薄いということが分かる。現状では雇用率に影響のない部分が生まれていることも明らかである。貧困対策としては、対象が世帯主以外(たとえば奥さんのパートなど)に最低賃金が適用される場合が多いと推測されるため、あまり意義が高くない制度という示唆もある。生活保護との比較においては、主に住居費がかさんでいるので、保護対象世帯には住居関係の費用を中心に支給するモデルもありうるか、と思いました。2019/04/14

Junpei Egawa

1
難し過ぎた。しかし、「お!」と思えることも多くて勉強になった。2014/12/26

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