内容説明
最低賃金を引き上げるべきか?雇用への影響は?貧困対策として有効か?日本の最低賃金のあり方について正面から政策提言を行う。
目次
第1章 最低賃金の労働市場・経済への影響―諸外国の研究から得られる鳥瞰図的な視点
第2章 最低賃金と若年雇用―2007年最低賃金法改正の影響
第3章 最低賃金が企業の資源配分の効率性に与える影響
第4章 最低賃金と地域間格差―実質賃金と企業収益の分析
第5章 最低賃金と労働者の「やる気」―経済実験によるアプローチ
第6章 最低賃金の決定過程と生活保護基準の検証
第7章 最低賃金と貧困対策
著者等紹介
大竹文雄[オオタケフミオ]
大阪大学社会経済研究所教授。1961年、京都府に生まれる。京都大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、大阪大学博士(経済学)。大阪大学社会経済研究所助教授を経て、2001年より現職。主な著作物『日本の不平等』(日本経済新聞社、2005年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞、日本学士院賞受賞)、『格差と希望:誰が損しているか?』(筑摩書房、2008年、都市住宅学会賞著作賞受賞)ほか
川口大司[カワグチダイジ]
一橋大学大学院経済学研究科教授/RIETIファカルティフェロー。1994年早稲田大学政治経済学部卒業。1996年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。2002年ミシガン州立大学経済学部博士課程修了。2002年大阪大学社会経済研究所講師、2003年筑波大学社会工学系講師を経て、2005年一橋大学大学院経済学研究科准教授。2013年より現職。主な著作物『日本の外国人労働力』(共著、日本経済新聞出版社、2009年、日経・経済図書文化賞受賞)ほか
鶴光太郎[ツルコウタロウ]
慶應義塾大学大学院商学研究科教授/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー。1984年東京大学理学部卒業。オックスフォード大学大学院経済学博士号(D.Phil.)取得。1984‐1995年経済企画庁、1995‐2000年OECD経済局エコノミスト、2000‐2001年日本銀行金融研究所研究員、2001年より独立行政法人経済産業研究所(RIETI)上席研究員を経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
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