内容説明
Matlabという数値計算ソフトを利用し、基本的プログラムやシュミレーション方法の概要を説明する。
目次
第1部 理論・シミュレーションモデル編(コンピューター・シミュレーションとは何か;世代重複モデルとは何か;世代重複シミュレーションモデル)
第2部 分析事例編(少子高齢化のマクロ経済への影響;財政再建の影響;公的年金制度改革の影響;財政再建が所得格差に与える影響について;人口内生化と政策効果―子育て支援・年金改革と世代間効用;世界的な少子高齢化の進行と国際資本移動;移民の効果)
著者等紹介
小黒一正[オグロカズマサ]
1997年京都大学理学部卒業。同年4月大蔵省(現財務省)入省後、財務省財務総合政策研究所主任研究官等を経て、2010年より一橋大学経済研究所准教授。一橋大学博士(経済学)。専門は公共経済学
島澤諭[シマサワマナブ]
1994年東京大学経済学部卒業。同年4月経済企画庁(現内閣府)入庁。2001年内閣府退官。秋田経済法科大学経済学部を経て、2004年より秋田大学教育文化学部准教授。この間、内閣府経済社会総合研究所客員研究員、財務省財務総合政策研究所客員研究員等を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
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モデルは数式などによる一定のアルゴリズムを用いて記述し、モデル化してツールとして実証分析する。マクロレベルでの分析にはマトラブを殆どの人が用いている。最初は手計算の方が楽なコマンドの入力説明から入っている。RBCやラムゼイモデル、OLGシミュレーションモデルの説明を行い、高齢化や年金改革などについて書かれている。この本の魅力は付録に70ページ以上のコマンドが載せられていることである。分析事例として人口増加や国際資本移動、移民効果などをモデル構造からシミュレーションして分析している。2014/09/26